青森ねぶた祭り2025の旅も2日目。
前日はホテル高騰を避け、静かな村に佇む「ブナの里白神館」に宿泊しました。
50代のゆったり旅にちょうどいい、弘前観光の1日をご紹介します。
2日目スタート 朝風呂で整う静かな時間
朝はいちばんに新館5階の宿泊者専用風呂へ。
肌がつるんと整う気持ちよさは夜の印象そのまま。
しかもこの時間も誰とも会わず、今日も貸切状態でした!
温泉に肩まで沈むと、旅の疲れがすっと抜けていきます。
今回3回も温泉に入浴できました。
部屋で身支度を整えて1階の朝食会場へ。
大家族やグループの方々で思った以上のにぎわい。
「お風呂で誰にも会わなかったのは奇跡だったのね」と笑い合いながら、定番の朝食をおいしくいただきました。
チェックアウト→道の駅→バスで弘前へ
道の駅 津軽白神
このエリアは弘前駅行きのバス本数が少ないため、時刻に合わせて動く必要があります。私たちは9時半にチェックアウトを済ませ、9時40分には道の駅 津軽白神へ立ち寄ってお土産を購入しました。
私は噂のとうもろこし、嶽きみ(だけきみ)を買いたかったのですが、ありませんでした。
残念です〜〜
でもブルーベリーがとても安かったので購入しました。
小粒だけど美味しかったです。
バスで弘前へ 揺れる道中の小旅行
バス停西目屋村役場前は宿から通りを渡ってすぐ。
座って移動できるよう早めに並びましたが、この時点では乗客は私たちだけでした。
弘前方面へはおよそ1時間。
停車前後のブレーキが強めで、座っていても体がガクンと揺れました(汗)。
それでも体力温存のために、目を閉じて眠りました。
弘前駅に近くなる頃には乗客も増えていましたが、相変わらずの急ブレーキに笑ってしまいました。
藤田記念庭園
弘前駅行きのバスに揺られ、降車したのは「市役所前」バス停。
ここから弘前城の外堀沿いを歩きつつ、街歩きスタートです。
古い建物と緑のコントラストが美しく、城下町の風情を感じながら散策できるのが弘前の魅力。
旅の2日目、まず目指したのは庭園の中にあるカフェでした。
喫茶室の受付はまず名前の記入から
この日のお目当ては、洋館内にある大正浪漫喫茶室で色々な店舗のアップルパイの食べ比べ!
1つのカフェで、比較ができるのは、私たちの様な旅行者にはとても助かります。
私たちはまず入り口付近にあるタブレットで受付を済ませました。
自動的に番号が発行され、混雑状況を確認できます。
外国人観光客も来ていました。
私たちが訪れたときは、約30分待ち。
待ち時間を利用して、旧藤田家別邸 和館や美しい庭園を散策することに。
旧藤田家別邸 和館
まずは入場券売り場のすぐ後ろにある、旧藤田家別邸 和館を見学しました。
格式ある和の空間で静かに過ごすことができます。
建物内は清掃が行き届き、手入れの行き届いた庭園を眺めながら、日本らしい落ち着きに満ちたひとときを味わえます。
この日はフランス人観光客向けのガイドツアーも行われており、抹茶を飲みながら説明を聞いていらっしゃいました。
※藤田記念庭園への入園には別途料金が必要です。
藤田記念庭園をゆっくり散策
弘前公園に隣接する「藤田記念庭園」は、約21,800㎡もの広さを誇る東北有数の大庭園。高台に立つ洋館や和館、そして下段に広がる池泉式の回遊庭園など、見どころが豊富な場所です。
この庭園は、日本商工会議所初代会頭を務めた実業家、藤田謙一(1873~1946)が別邸として整備したもの。
政財界に広い人脈を持ち、日本屈指の財界人として知られていたそうです。
すごいお金持ちだねなんて、友人と話しながら歩きました。(笑)
大正浪漫喫茶室 アップルパイ食べ比べ
順番が来たので、いよいよ洋館の中にある喫茶室へ。
天井の高いレトロな空間は、まさに大正浪漫という名にふさわしい雰囲気。
案内されたのは、なんと憧れのテラス席のいちばん奥!
目の前に庭園が広がる特等席で、テンションが一気に上がりました。
この喫茶室では、弘前市内の人気店のアップルパイを日替わりで提供しており、メニューにはそれぞれのお店の名前と特徴が書かれています。
ただしこの日はすでにいくつかの種類がソールドアウト。
人気のアップルパイは午前中に売り切れることもあるので、確実に選びたい方は早めの訪問をおすすめします。
私たちは残っていた中から違う種類を選び、シェアしました。
同じアップルパイでも、店ごとに個性があって美味しい〜
私たちはバニラアイスとブルーベリーソース、クッキー付きのスペシャルプレートにして注文しました。
そしてもう1つは単品で注文。
これで3つのアップルパイの食べ比べをすることができました。
友人の希望でシードルも一緒に味わいました。
りんご尽くしで最高でした!
【大正浪漫喫茶室(青森県弘前市)】
旧藤田家別邸の洋館にある喫茶室。
弘前市内の人気店のアップルパイ10種類から好きなものを選べるアップルパイプレートが人気!
どれにするか迷っちゃうね。 pic.twitter.com/zLrioSR5Iq— エサ | 珍スポ 旅 (@meat_stew) June 26, 2025
ランチを探して彷徨う午後
アップルパイの食べ比べを終え、時刻はすでに13時半を回っていました。
ほどよい甘さに満たされたあとは、やっぱりしょっぱいものが食べたくなる(笑)。
ランチを食べようと思っても、めぼしいレストランはすでに予約でいっぱいです。
しかも14時にはランチ終了の店が多い!
完全にランチ難民となってしまいました(泣)
じわじわお腹は空いてくる午後。
これはちょっと本気で探さねば…!
最終的にたどり着いたのは、地元の人も利用する静かな喫茶店
今回の旅では弘前城はパス。
今、工事中なので工事が終わった頃に来たいと思います。
左: スターバックス弘前公園前店 右: 青森銀行記念館
素敵な建物を通り過ぎ、スーツケースを転がしながら歩き続けました。
見つけたとしてももう閉店の店ばかり・・・
雨も降り出して、辛い・・・
諦めムードが漂い始めた頃、ふと目に入ったのがランチ&コーヒー Rajah Court(ラジャコート)という喫茶店。
階段を上がり2階にあるお店に入ると、落ち着いた空間が広がっていました。
お客さんが次々入って来ました。
みんな昼ごはんを食べる所が見つからなかった仲間ですよ。(勝手に想像)
ランチを食べ終わって、バス停からバスに乗り、弘前駅へ向かいました。
帰路 青森駅でお土産探し&帰りの準備
土手町からバスで弘前駅に戻ったあと、少しだけお土産屋さんを見ましたが、あまりじっくり見る気分になれず、早めに青森駅へ移動することにしました。
新青森駅でお土産と夕ごはんを調達
新青森駅に着いたら、いよいよ本格的にお土産タイムです。
帰りの新幹線に乗る前に、自宅用・家族用・友人用と、それぞれにぴったりのお土産を吟味して購入しました。
中でも今回力を入れたのは、息子から頼まれていた「お世話になっている方へのお土産」。
少し高級感のあるものを選ぶよう言われていたので、以前青森で食べて美味しかったりんごクッキーの詰め合わせを迷わず購入しました。
さらに、自分用にも「新幹線で食べるアップルパイ」を追加購入。
朝に3種類も食べたのに、やっぱりりんごスイーツは別腹ですね(笑)。
最近オープンしたばかりのでお土産を買ったのですが、すごい人気でレジ待ち10分でした💦
でも、美味しいのよね。
心残りは・・・
お弁当売り場が見つからなくてやむなくNEWDAYSで購入〜。
その後、お向かいにお弁当売り場があったことに気づきました・・・
しかも楽しみにしていたとうもろこしソフトまで見つけられずにがっかりでした。
↓食べたかった獄(だけ)きみソフトクリーム
新青森駅のお土産売り場の柴田農園さんの「獄(だけ)きみソフトクリーム!めっちゃ美味しい!!!😍
新青森行ったら皆さん食べてみて!
とうきびの甘さだけでできたソフトクリーム😍
超オススメです👍🍦#新青森 #だけきみソフト #softcream #ロクサンサン幻のとうもろこし🌽💗うんまーい👍 pic.twitter.com/ZzuTp0TZMJ
— JUNKO.Y(埼玉南部) (@junmamm) January 24, 2023
春に来たら必ずリベンジします!
まとめ
1泊2日の青森・弘前旅行は、ねぶた祭りの迫力ある体験からはじまり、落ち着いた街歩きと美しい庭園、そして青森ならではのアップルパイやりんごのお土産まで、どれも印象的で心に残る旅になりました。
また思いがけず、リーズナブルな宿として選んだ「ブナの里 白神館」での温泉がとても心地よく、旅の疲れをゆっくり癒すことができたことが思わぬ癒しの時間となりました。
次は春、日本一と称される弘前公園の桜を見てみたいと思います。