調理定年という言葉を聞いたことがありますか?
私はつい最近知りました。
内容を知って、ハッとしたので、ぜひ皆さんにも知ってほしいと思いました。
毎日の料理が少しでも楽しくなる、いや、楽になるための新しい考え方です。
この言葉を提唱したのは、東京家政大学名誉教授で評論家の樋口恵子さん。
彼女は現在92歳ですが、80代に入った頃から自身の体力低下や栄養失調の経験を通じて調理定年という概念に至りました。
その背景には、「料理を頑張りすぎなくてもいい」というシンプルで優しいメッセージがあります。
この記事では、この考え方がどのように生まれたのか、そのメリット、そして最新の調査データも交えて詳しく解説していきます。
調理定年とは?
調理定年とは、毎日手作り料理を作ることにこだわらず、市販品や冷凍食品、レトルト食品、テイクアウト、外食などを活用して食事を準備するという考え方です。
仕事には定年がありますが、家事や料理には終わりがありません。
そのため、「いつまで続けなければならないのか」という漠然とした不安感から解放されるために、この概念が提唱されました。
樋口恵子さんは、自身の著書『老~い、どん!』で「脱・手作り主義」を提案しています。
彼女は、自宅の建て替えや引っ越し後に体力的な限界を感じたことから「ヨタヘロ期」と名付けた自分自身の状態を振り返り、「もう料理にこだわらなくてもいい」と気づいたそうです。
この考え方は、多くの女性から共感を集めています。
博報堂生活総合研究所による最新調査
樋口さんの提唱する調理定年は、多くの人々に共感されていますが、それを裏付けるようなデータもあります。
博報堂生活総合研究所が2024年に行った「食に関する生活者調査」では、「ココロの調理寿命」と「カラダの調理寿命」という興味深い結果が明らかになりました。
ココロとカラダ、それぞれの調理寿命
ココロの調理寿命
精神的に料理が面倒になり作らなくなる時期(平均56歳5カ月)
カラダの調理寿命
体力的に料理が辛くなり作らなくなる時期(平均63歳1カ月)
この結果から、多くの人がまず精神的な負担を感じ始め、その後体力的な限界を迎えることが分かります。
また、「料理を作るのが好き」と答えた人は1998年から6.8ポイント減少した一方で、「総菜や冷凍食品などをよく使う」と答えた人は11.7ポイント増加しているとのことです。
このデータは、調理定年が現代社会で必要とされている背景を示しています。
私は元々料理が面倒だと感じていたので、心の調理寿命の平均値にバッチリ入っていて安心しました(笑)
私だけではなかった〜
調査結果から見える変化
この結果から、多くの人がまず精神的な負担を感じ始め、その後体力的な限界を迎えることが分かります。
また、「料理を作るのが好き」と答えた人は1998年から6.8ポイント減少した一方で、「総菜や冷凍食品などをよく使う」と答えた人は11.7ポイント増加しているとのことです。
このデータは、「調理定年」が現代社会で必要とされている背景を示しています。
調理定年がもたらす心の解放
私たちは長い間、「家庭料理は手作りであるべき」「毎日作るのが当然」という固定観念に縛られてきたかもしれません。
でも、それが負担になっていると感じたらどうでしょう?
その思い込みを緩めることで、もっと楽に、もっと豊かな生活が手に入るかもしれません。
料理担当者への解放
調理定年は、料理を担当している人が「手作りでないとダメ」というプレッシャーから解放されるきっかけになります。
市販品や外食を選ぶことは怠けではなく、自分自身や家族への賢い選択肢となります。
家族全員で共有する新しい価値観
一方で、料理をしてもらう側も「いつも手作りじゃないと満足できない」という期待やこだわりを見直す機会になります。
例えば、「今日はお惣菜の日」「この日は夫が料理担当」といった役割分担をすることで、自分一人で抱え込む必要がなくなります!
これによって家族全員が「無理なく楽しめる食事」を共有できるようになります。
まとめ
調理定年は、人それぞれのライフスタイルや価値観に応じて柔軟に取り入れることができる考え方です。
この新しい選択肢によって、「こうしなければならない」という思い込みから解放され、自分自身や家族にとって無理なく楽しい食生活が実現できます。
50代は、自分自身のために生き方を見直す大切な時期です。
調理定年をきっかけに、心身ともに余裕ある暮らしを楽しんでみませんか?