SNSで偶然目にした泉屋博古館東京の展示を観てきました。
「特別展 オタケ・インパクト 越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」という展覧会でした。
最近、日本画に興味を持つ私としては初めて目にする名前です。
X(元Twitter)で検索してみると、初めてだったけれど、行ってよかったという投稿があり、興味がムクムクと湧いてきました!
さらに調べてみると、その美術館はずっと行きたかったHARIO CAFEの隣にあると判明!
ちょうどぐるっとパスの利用期間中だったこともあり、「これは行くしかない!」と六本木まで足を運ぶことに。
泉屋博古館東京の展示とHARIO CAFE、どちらも初体験の素敵な一日でした。
初めて訪れた泉屋博古館東京と「オタケ・インパクト」
泉屋博古館東京(せんおくはくこかん)という名前を知ったのは、SNSで偶然見かけた投稿がきっかけでした。
初めて目にする名前で、読み方も分からずちょっと戸惑いました💦
「行ってよかった!」という感想とともに紹介されていたのが、特別展『オタケ・インパクト』です。
オタケインパクト@泉屋博古館東京。衝撃度は前期に劣るも侮れぬ後期展。第二室の尾竹竹坡が良すぎ。山中で紅白の旗が小さく揺らめく源平合戦図は抽象的歴史画。大らかな墨線、ポップな色形、漫画的デフォルメも描ける。近くで「すご…」と思わず声が漏れていた方も。国観の真摯な歴史画も感じ入った。 pic.twitter.com/UzGtTotzFn
— ARTISTIAN (@Artistian_net) November 26, 2024
日本画に興味を持ち始めたばかりの私にはさっぱりわからないタイトルです💦
でも、ぐるっとパスで美術館や博物館を多く回るようになって、
細かいことは気にしないでなんでも気軽に感じてみよう
と思い、行くことにしました。
六本木に来るのは久しぶりです〜
この混じて取り上げられていた尾竹三兄弟とは、日本画の中で革新的な表現を追求したアーティストとのことでした。
越堂(えつどう)
竹坡(ちくは)
国観(こっかん)
明治から昭和にかけて活躍した革新的な日本画を追求していたそうです。
尾竹国観「踏絵」
この作品だけ撮影可でした。
テーマが重いですが、綺麗な色で描かれた作品です。
【#アートシーン 】
本日の放送で紹介した展覧会です。
▽「オタケ・インパクト 越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」泉屋博古館東京https://t.co/SjZChZlHWB#日曜美術館 #会田誠 pic.twitter.com/eRFwRDFgdO— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) November 24, 2024
時代と尾竹三兄弟の運命が切ない
なんかもう、すごい勢いのある作品が多いのです。
綺麗な色の美しい落ち着いた作品があったり、不思議な外国風の作品があったり。
当時は、尾竹三兄弟が展覧会の申し子と呼ばれるほど活躍していました。
彼らにとってどんなに華やかな時期だったでしょう。
でも、尾竹三兄弟は、美術界のルールや権威に挑み、独自の道を進みました。
特に竹坡は、新しい表現に挑戦しましたが、当時はなかなか理解されなかったそうです。
展示を見ると、かなり挑戦していることがわかりました。
でも、その後は展覧会に入賞しなくなり、気づけば人々の記憶から薄れていってしまったなんて…。
本当に切ないです。
今の時代ならSNSやネットがあるので、誰かが「この作品いいね!」と紹介すればまた注目を集めるチャンスもあったかもしれません。
しかし、彼らが生きた時代にはそんな手段はなく、一度忘れられると復帰は難しかったのでしょう。
それでも、三兄弟は自分たちの信じる表現を追求して作品を作り続けたのだと思うと、本当にすごいなと感じました。
そんな彼らの作品が今こうして見られるのは、きっと誰かがその価値を再発見してくれたおかげ。
そして私が観にきている・・・う〜ん、面白いです!
美術館の後は念願のHARIO CAFEへ!
美術館をたっぷり楽しんだ後、次に向かったのは隣にあるHARIO CAFE。
ずっと行きたいと思っていた場所だったので、見つけた瞬間の嬉しさと言ったら!
店内はHARIOらしく、ガラス製品がずらり。
コーヒー器具やアクセサリーの販売もされています。
HARIOの器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を楽しめるだけでなく、食事メニューがあるのもとても嬉しい!
泉屋博古館のチケットを見せると10%オフになる特典もあり、さらに嬉しい!
注文したのはバゲットホットサンドセット(ハムチーズ)とカフェオレ。
丁寧に淹れているからなのか、とても美味しかったです。
緑に囲まれた空間で過ごした時間に癒されました。
ぜひまた行きたいカフェです。
泉屋博古館東京の木島櫻谷(このしま・おうこく)展。お目当ての《寒月》は、実物だからこそわかる微妙な色調がとても美しかった。鑑賞後は併設のHARIO CAFEへ。六本木にいることを忘れさせる、緑豊かなカフェです。#カフェのある美術館#美術館 pic.twitter.com/PBlHWxVA1r
— もえの美術館巡り (@dilettante_7) June 9, 2023
美術館とカフェ、どちらも体験できるなんて本当に贅沢。
アートと美味しいお茶に癒される最高の一日になりました!
泉屋博古館東京の基本情報
泉屋博古館東京
泉屋博古館東京(せんおくはくこかん)
- 東京都港区六本木1-5-1
- 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」北改札正面 泉ガーデン1F出口より、屋外エスカレーターで徒歩3分
- 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅下車 4b出口より徒歩10分
- 東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅下車 13番出口より徒歩10分
- 火曜日〜日曜日 11:00~18:00(最終入館は17:30まで)
休館日 月曜日(ただし祝日は開館、翌平日休館の場合あり) - 電話番号 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 公式サイト 泉屋博古館東京
HARIO CAFE 泉屋博古館東京店
泉屋博古館東京に併設されたHARIO CAFEは、それほど広くはないものの、緑に囲まれた居心地の良いカフェです。
- 東京都港区六本木1-5-1
- アクセスは泉屋博古館東京を参照してください。
- 11:00~18:00
定休日 年末年始 - 電話番号 03-6441-2040
- 特典 美術館のチケットを提示すると、10%オフ!
HARIOの器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を楽しめます。
コーヒー器具やティー器具を購入可能。
HARIO Lampwork Factoryのガラスアクセサリーの販売あり。
まとめ
初めて行った、泉屋博古館東京での「オタケ・インパクト」展とHARIO CAFEでの贅沢なひとときを紹介しました。
ちょうど、ぐるっとパスの利用期間内だったからこそ出会えた素敵な体験でした。
尾竹三兄弟のように当時注目を浴びながら、後に美術史から零れ落ちてしまった画家たちがいたことがショッキングでした。
近代日本画の光と影を感じました。
そして、美術館を堪能した後に訪れたHARIO CAFEに行けたことが、とても嬉しかったです。
アートと癒しをセットで楽しめた1日でした。
このコースは、都会の喧騒を忘れてゆったりと過ごしたい人にぴったりです。
ぐるっとパスの利用期間があとちょっとなので、次の予定を早急に決めたいと思います。