この記事では人の目を気にしなくなるまでの、私が行ったことと考え方を紹介します。
私の体験談を書いていますが、方法は精神科医の樺沢紫苑先生の視聴者からの相談に対する答えを参考にさせていただいています。
精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル「人の目が気になります」の対処法
今でこそパートの合間に精力的にソロ活動を楽しんでいる私ですが、子育て中の30代は、自由気ままに行動することは滅多にありませんでした。
子育てで忙しかったこともありますが、出かける前の段階で心がストップをかけるようなそんなことが起こるのでした。
その理由は、「母親の私が1人で楽しんでもいいのか?」「ママ友に知られたらどう思われるか?」「夫が知ったら嫌な顔をするのではないか?」などです。
自分以外の人間に何か言われるのではないかといった恐れでした。
しかし、今の私はあの頃とは全く変わりました!
私の人生は自分のもの。そんな認識に変わった今、自分のために行動することにためらいはありません。その過程で私が学んだこと、そして取り組んだことをこの記事で共有したいと思います。皆様のお役に立てたら嬉しいです。
1. 自分を深く理解する
自分と向きあう 手帳に書く
私がまず取り組んだのは自己理解の深化です。
自分の性格・特性・能力・適正を知ることです。
私はエニアグラムがとても参考になりました。(占いではありません)
当時は本しかなかったのですが、今はWEBで簡易的な診断がすぐにできます。
エニアグラムは90の質問に答えることによって人を9つのタイプ分けをするものです。
自分の心の動きや、衝動や反応、思考の習慣的なパターンについて気づきを得ることができます。思い当たるパターンを理解することで、自分を深く知ることに大変役立ちました。
また、エニアグラムのおかげで、どのようなタイプの人間も存在価値があり、大切な存在だと深く考えられるようになりました。
もう1つしたことは、自分が何をしたいのか、どう生きたいのかを明確にするために箇条書きで思いついたことを手帳に書き出すことでした。
自分が何に情熱を感じるのか知るために、過去を振り返ってみるのもとても良い方法です。
また、今の自分に時間がたっぷりあったら一番何をしたいかを考えました。
これらの作業は、じっくり時間をかけて考えることもできますが、家事や仕事の合間にお気に入りの手帳に思いついたことを1つ箇条書きにすることでも進めることができます。
アドラー「嫌われる勇気」
私が自分の考えを変えるきっかけになったのが、アドラー心理学で知られているアドラーの「嫌われる勇気」でした。
「悔いのない人生を生きるには他人は関係ない。本当の自分は何がしたいのか?それが重要だ」という内容なのですが、その説明が対話形式でされています。
今ここで、あなたが決断すれば人生が好転するということを解説しています。
ここで重要なのが、ただ読むということではなく、
心から「本当だ。充実した人生を送るには人の評価は一切捨てて、自分の本当の気持ちを知ればいいのだ!」と脳と身体全体に落とし込むことです。
この考えだけは絶対に理解する必要があります。
「他人の評価を恐れずに自己を表現し、自己の価値観に基づいて行動する勇気」です。
私がこの本を読んで本当に良かったと思っています。
嫌われる勇気の意味を理解したことが人生のターニングポイントになったと言っても過言ではありません。
2、アウトプットする
自己理解が深まったら、次に行ったのは自分の考えや信念をアウトプットすることでした。
・日記に自分の考えや感情を書き出す
・SNSやブログで発信する
これらの書くことをやっていくと、この考え方が習慣になります。
そして気づくと自分の考えややりたいことが固まって来ていることが感じられるでしょう。
ここまできたら、人から何か批判されても「私はこうしたい」とキッパリ言えるようになってくるものです。自分という木の幹が太く立派になり、ちょっとした台風では倒れなくなるようなイメージです。
3、本当にやりたいことをする
自分のやりたいことに100%向き合う
次に、自分のやりたいことをはっきりさせるために、やりたいことリストを作りましょう。
自分が目指すべき場所を明確にすることで、更に他人の目を気にせずに自分の道を進むことができます。
私がまず最初に取り組んだリストは以下のとおりです。
- 私は楽しむ当然の権利があると何度も自分に言い聞かせる
- 我慢していた映画館で映画を観る
- ピピっときた映画はすぐにシートを予約する
- カフェに行ってお茶する時間を持つ
- 自分で自分を楽しませることにお金や時間を使うことの価値を認める
- 嫌いな人がいる集まりには行かない
今振り返ると、涙が出るような当たり前の権利です。それでも社会の当たり前という押し付けられた役割のせいで、母親の殻から出ることができませんでした。
メンターを決める
やりたいこと、なりたい自分のイメージがわかない人は、素敵な人(メンター)を探してみ流ことも役に立ちます。
「目標にしたいと思える素敵な人」の生き方をできる範囲で真似してみるのです。
無意識にメンターとして尊敬している人がいることも多いと思います。
家族、友人の中にいるかも知れません。または面識がなくても作家やアーティスト、俳優かも知れません。
メンターがいると自分の気持ちや行動がブレた時に、すぐに軌道修正することが可能です。
私は、その人がどのような価値観を持ち、どのような行動をとっているのかを観察したり、予想したりしました。その人をロールモデルとし、その人がどのように行動しているのかを真似ていくと、自分のこともよくわかってくるのが面白いです。
大橋鎭子(おおはししずこ)さん
私の場合、暮しの手帖社「すてきなあなたに」に感動して何度も繰り返し読んでいました。短いエッセイで伝わってくる温かいお人柄と知性、それとおしゃれな生活に惚れ込んでしまいました。
このエッセイを書いたのは暮しの手帖社創業者であり編集者の大橋鎭子(おおはししずこ)さんです。
大正9年(1920年)東京麹町生まれ。NHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の 主人公・常子のモデルとなった人物です!
当時はそんなにすごい方とは知らず、大橋鎭子さんのエッセイが作り出す、質素で暖かな日常にひたすら憧れていました。
樹木希林さん
人生は思っているよリ短いことを知る
父が50代になってすぐにガンで他界しました。やっと長女の私が就職したところで人生の終焉を迎え流ことになった父はどんなに悔しかったでしょうか。
会社で出した実績も一番で、楽しいことがまだまだ残っていたでしょう。
人の死から、自分のやりたいことは早めにやって悔いの残らない人生を送ろうと強く思ったのでした。

自分としっかり向き合えば人は気にならなくなる
これまでのステップをおさらいすると・・・
深く自分を知る・・・時間が掛かるけれど一番大切なことです。
↓
アウトプットする・・・言葉にして書き出しましょう。繰り返すと脳に定着していきます。
↓
自分のやりたいことを書き出して実行する
このステップを何度も繰り返すことで自分の自信が大きく育っていきます
これらのステップを経ていくと、人生の軸が人から自分になります。
その結果、人の目が気にならなくなるのです。
今、私は無理のない範囲で、自分の人生を自分自身で選択し、自分自身で歩んでいます。
まとめ
現在の私は、自分にとって最もストレスの少ない「ソロ活動」で生活しています。
月に1、2回会う友人は大好きな人だけです。気が進まないお誘いは全て断るようにしています。(そもそも誘われませんが)
手帳に気づきややりたいことリストを書くことは、毎日行っています。
手帳は私の第2の脳なので、書き出すことによってメモリーを空けることが目的です。
また、勉強も怠ってはいません。月会費1,500円で会員になっているオーディブルを活用することで、通勤時間や家事をしている間も小説やビジネス書を耳読書しています。
自信をつけるのに読書を続ける習慣を持っていることは強い味方となります!
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以上が、私が人の目を気にせずに自信を持って生きるために取り組んだことです。
実際に掛かった時間は10年くらいでした。
でもこれから自分を帰ろうと思っている人は、記事を参考にして効率よく強い自分を持てるようになるでしょう。
生活の中で無理なくできることばかりです。ファイト!
私の経験が、皆さんが自分自身の人生を歩むきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。