「ひとりが好き」という気持ちは同じでも、どこでどう過ごしたいかは人によってまったく違います。
私たち姉妹もどちらも“ひとり時間”が好き。
でも、理想の暮らし方には大きなギャップがありました。
私は都会での匿名性を心地よく感じるタイプ。
一方、妹は今も埼玉の町でひとり暮らしをしていますが、ずっと「山奥で猫と静かに暮らしたい」と夢見ています。
それぞれの“快適”のかたちは、どこから来るのか。
その違いを掘り下げてみました。
妹は山奥派
妹は現在、埼玉県の町でひとり暮らし中。
車があれば便利な場所ではありますが、彼女の理想はそこにはありません。
本当は、人がいない山奥で猫とだけ暮らしたい。
それが、彼女がずっと抱き続けている夢です。
自然の音に耳を傾け、誰にも会わず、猫と静かに過ごす。
情報や人間関係から距離を置き、自分の内側に意識を向けて暮らしたい。
そんなふうに語る妹にとって、山奥の生活は“孤独”ではなく“自由”なのです。
便利さや刺激のある暮らしよりも、誰にも邪魔されない環境に心惹かれる。
「猫さえいれば、それでいい」――そんな極端なようで筋の通った価値観は、都会に住む私とはまったく違うものでした。
私は都会派
一方の私は断然、都会派。
理由ははっきりしていて、「知り合いがいないこと」こそが私にとっての快適さだからです。
町内会や子供会、ゴミ当番など、地域のつながりが苦手。
そういった関係性から解放されたいという思いがずっとありました。
今住んでいる場所では、かつての人間関係に出くわすこともなく、スーパーでも誰とも会わずに買い物できる。
この“匿名性”があるからこそ、安心して暮らせています。
パート先や習い事を選ぶときも、真っ先に確認するのは
知り合いが来そうにないかどうか
私にとって“ひとり時間”は、ただのひとりではなく、
誰にも気を遣わずにいられる時間
だから都会の暮らしが合っていると、心から感じています。
姉妹でここまで違う?「怖さ」の感じ方
暮らしの理想だけでなく、“怖さ”の感じ方まで違うのが面白いところです。
私は、誰もいない山奥にひとりで住むなんて考えただけで怖い。
自然が怖いのではなく、人の気配がしないことや、万が一“人がいた場合”のことが怖いのです。
誰もいない場所だからこそ、犯罪者に狙われてしまうのではないか
そんな想像が頭をよぎります。
「もし何かあったら助けを呼べない」という不安もあり、安心して眠れる気がしません。
でも妹は違います。
人のいない環境を怖いとは思わず、むしろそれが快適だと感じるようです。
同じ“ひとり”が好きでも、安心を得る条件や不安の対象はこんなに違う。
姉妹だからこそ余計に、この違いが際立って感じられました。
まとめ
私たち姉妹は、どちらも“ひとり時間”を大切にしています。
でも、その理想の形は驚くほど違います。
・私は、知り合いに会わない都会の暮らしで、自分のペースを守りたい
・妹は、誰にも会わない山奥で、猫と静かに生きていきたい
人との距離感、怖さの感じ方、安心の源。
それぞれの価値観がにじむ“ひとり時間”のかたちは、どちらも正解なのかもしれません。
あなたは、どちらの暮らしに共感しますか?
「ひとり時間」をどんなふうに過ごしたいですか?
ぜひ、あなたの理想のスタイルを教えてください。