土砂降りの雨が降る中、友人とずっと気になっていた高田馬場の老舗ロシア料理店「チャイカ」へ行ってきました。
実は、新宿ミロードの「マトリョーシカ」が2025年3月に閉店してしまい、ロシア料理ファンの間で寂しい声が上がっていました。
そんな中でも「チャイカ」は1972年創業の老舗として変わらぬ味と温かい雰囲気で多くの人に愛され続けている名店と知り、今回の訪問を楽しみにしていました。
愛され続けるチャイカのランチ体験をご紹介します。

店内の雰囲気
高田馬場駅から徒歩1分、ビルの2階にある「チャイカ」は、木の温もりが感じられるアットホームな空間が広がっています。
店内にはロシアの伝統的な装飾やマトリョーシカ、サモワール(ロシアの伝統的な湯沸器)などが飾られ、どこか異国情緒を感じさせつつも、落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごせます。
1972年創業の歴史を感じさせる店内は、常連さんから初めての方まで幅広く愛されているのが伝わってきました。
ランチタイムにいただいたコース料理は、どれもボリューム満点で、ビーツの旨味たっぷりのボルシチや外はカリッと中はふんわりのピロシキなど、素朴で優しい味わいが心に染みました。
スタッフの温かいおもてなしもあり、まるで異国の家庭に招かれたような安心感を感じられます。
ランチコースで味わう本格ロシア料理

チャイカのランチは予約するならコースのみです。
並ぶなら色々選ぶことができます。
今回私たちがいただいたのは、予約時に提供される「ヴォルガ・コース」。
・ブルヌイサーモン
薄く焼いたクレープ生地に包まれたブリヌイサーモン
・ボルシチ
じっくり煮込まれた牛肉と野菜の旨味が溶け込んだボルシチ
・ピロシキ
外はカリッと中はふんわりのピロシキ
・つぼ焼き
パン生地でふたをした小さなつぼ焼き
・ビーフストロガノフ
クリーミーなビーフストロガノフ
・デザート
チーズケーキ
・チャイ(ロシア紅茶)またはコーヒー

どの料理も丁寧に仕上げられており、ロシアの伝統的な味わいをバランスよく楽しめる内容です。
特にビーフストロガノフは、クリーミーなソースと柔らかい牛肉がサフランライスとよく合い、満足感たっぷり。
食後のチャイにはいちごジャムが添えられ、濃厚な紅茶の渋みとジャムの甘さが絶妙にマッチ。
最後までロシアの食文化を堪能できる贅沢なランチタイムとなりました。
予約ができるのはコースのみという点を踏まえ、アラカルトをじっくり味わいたい方は、時間に余裕を持って直接来店し、並ぶことをおすすめします。
ロシア料理チャイカ 概要
- 東京都 新宿区高田馬場1-26-5 FIビル 2F
- アクセス JR・西武新宿線・地下鉄東西線高田馬場駅 徒歩3分
高田馬場駅から127m - 11:30~15:00(L.O. 14:30)
17:30~21:00(L.O. 20:00) - 定休日 月曜日(祝日の場合は営業)
- 03-3208-9551
- 公式サイト http://chaika.co.jp/
雨の日の神田川沿い、しっとり桜散歩
ランチの後は、傘をさして神田川沿いをゆっくりとお散歩しました。
結構強く降っていたのが残念でした。
桜の頃って、いつもお天気がイマイチですよね・・・
高田馬場役から寒天工房讃岐屋までの神田川沿いの遊歩道は、人が少なくて歩きやすいです。

まとめ
新宿の「マトリョーシカ」閉店で寂しさを感じていた中、チャイカで味わう本格ロシア料理は、心も体も温まる特別な時間となりました。
予約ならコースでゆったり、並ぶならアラカルトで自由に――どちらの楽しみ方もできるのがチャイカの魅力です。
食後の神田川沿いの桜も、しっとりとした美しさで春を感じさせてくれました。
高田馬場でロシア料理を味わいたい方や、季節の散歩を楽しみたい方に、ぜひおすすめしたい一軒です。
心地よい空間と丁寧な料理、そして季節の風景が、きっと素敵な思い出を作ってくれるはずです。