ひとりで自由に楽しむソロ活。
慣れるととても心地よく、自分のペースで過ごせる贅沢なひとときです。
今回ご紹介するのは、上野を舞台にした冬のソロ活プラン。
偶然見つけたホットカクテルイベントから始まり、冬ぼたんの鑑賞、不忍池の散策、そして上野駅近くの居酒屋で一人飲みまで、上野の魅力をたっぷり楽しんだ1日をレポートします。
1日の流れ(ソロ活モデルコース)
この日はゆっくり目のスタートとなりました。
13:40 上野駅到着
14:00 竹の台広場(噴水広場)「Japan Hot Cocktail Fair 2025」参加
14:15 上野東照宮ぼたん苑で冬ぼたん鑑賞(入苑料1,000円)
15:00 不忍池散策
15:20 アメ横をぶらり散歩
15:40 大衆酒場かのやで一人飲み(約2時間)
17:45 上野駅から帰宅
Japan Hot Cocktail Fair 2025
上野恩賜公園の竹の台広場で偶然見つけたのがJapan Hot Cocktail Fair 2025。
このイベントは、日本最大級のホットカクテルフェアで、15種類以上のホットドリンクやフードメニューが提供されていました。
ランチには、山形名物の芋煮をチョイス。
温かいスープが冬の冷えた体を芯から温めてくれます。
短い時間でしたが、冬ならではの屋外イベントがとても楽しいひとときでした。
上野東照宮ぼたん苑で冬ぼたんを満喫

この日は、以前から「2月にやりたいこと」としてメモしていた上野東照宮ぼたん苑を訪れることも目的でした。
上野東照宮のぼたん苑は門を入ってすぐのところにあります。
券売機でチケットを購入する人が数人並んでいました。
小さな門からぼたん苑に足を踏み入れると、
小道を巡りながら様々な種類のぼたんが近くで鑑賞できるようになっていました。
小道を進むごとに、わら囲いに守られた牡丹が姿を現します。
色鮮やかな大輪の花が、冬の庭園にしっとりとした華やかさを添えていました。
私がぼたんを好きな理由は、華やかだけど、可憐で素朴なところもあり、ちょっとのんびりした女性を感じさせるからなのです。
こんなこと思っているのはぼたんに失礼かな?
上野東照宮ぼたん苑では、抑制栽培の技術を使って開花させた「冬ぼたん」と、二季咲きの性質を持つ品種「寒牡丹」の両方が楽しめます。
冬のぼたんは、花の少ない時期に咲く貴重な花であり、寒さに強いとはいえ、自然環境に大きく左右される繊細な一面を持っています。
そこで冬ぼたんは、霜よけのために藁囲い(わらぼっち)が施されています。
藁囲いは寒さや霜から花を守ると同時に、独特の趣ある景観を生み出しています。
苑内では、この藁囲いと牡丹が織りなす風景がなんとも風情たっぷり。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような情緒が漂っていました。
花は白、ピンク、濃い紅色と品種ごとに異なる色合いや形を見せてくれます。
近づいて見ると、幾重にも重なる花びらが柔らかく、陽の光に照らされてきらめいていました。
さらに、庭園には黄色いロウバイが甘い香りを漂わせ、ウメや満作(まんさく)の花も鮮やかな色を添えています。
牡丹以外の季節の花々が彩りを与えてくれるのも、この庭園の魅力です。
庭園は回遊式になっているため、小道を歩きながら牡丹をいろいろな角度から楽しむことができます。
苔むした石畳や竹林の風景が、さらに和の趣を引き立てていました。
庭園の片隅にはベンチもあり、腰をかけてゆっくりと庭を眺めていると、忙しい日常を忘れ、心がふっと落ち着きました。
不忍池をゆっくり散策

ぼたん苑を後にし、不忍池をゆっくり一周しました。
春は桜、夏は蓮の名所として知られていますが、冬の不忍池はひっそりと静けさが漂い、心が落ち着く空間です。
この時期は、ハスの茎や葉が枯れて池の表面にたくさん浮かび上がり、少し荒涼とした景色が広がっていました。
正直なところ、少し汚い印象もありましたが、それも冬の不忍池らしい風景かもしれません笑
とはいえ、この池が夏にはまったく異なる表情を見せることを知っていると、次に訪れる楽しみが生まれます。
ハスの花の見頃は7月から8月。早朝に大きな花が次々と開花し、池一面をピンクや白の花が彩る光景はまさに圧巻です。
蓮の花は午前中に開き、午後になるとゆっくりと閉じていくのだそうです。
ぜひ、早い時間に訪れたいものです。
冬の落ち着いた不忍池も悪くありませんが、季節ごとに違う顔を見せてくれるこの池は、何度でも訪れたくなる魅力があります。
今年も不忍池の蓮を見に行ってきた
例年より時期が後ろにずれてしまったのであんまり見れないかと思ったけどそんなことは杞憂で蓮の花咲かせてた🪷
リプに載っけるのでぜひ見ていってください pic.twitter.com/9D8ZzYq2cU— キツネツキ🦊kitsunetsuki.jp (@AzureFox13) August 14, 2024
締めは上野アメ横で一人飲み

散策後はそのまま帰るのも寂しいので、やっぱり飲んで帰ることに笑
最初に入りたかった店は残念ながら満席。外にはビニールシートで囲まれたテラス席もありましたが、冬の寒さを考えるとさすがに無理だと思い、比較的空いていた大衆酒場かのやに入ることにしました。
カウンター席に案内され、まずはビールで乾杯。
店内は活気があり、店員さんも外国の方が多く、明るい接客のおかげで最初の緊張もすぐに消えました。
最近お気に入りの日本酒を見つけて迷わず注文。
ピリッと刺激がありながら、すっきりとした後味がクセになる味わいです。
焼き鳥をつまみながらゆっくりと味わう時間が心地よく、気づけばあっという間に2時間が経過。
カウンター席はほとんどが一人飲みのおじさんたち。
最初は少し緊張しましたが、誰も私のことを気にする様子もなく、むしろ程よい距離感が居心地の良さを生んでいました。
誰にも邪魔されず、自分が食べたいものだけを注文し、ダラダラ過ごす。(空席があるのでお店に迷惑はかけていません)
ソロ飲み、最強、最高です。
まとめ
今回のソロ活は、偶然見つけたホットカクテルイベントから始まり、上野東照宮ぼたん苑、不忍池散策、最後の一人飲みまで…と、思いがけない充実した一日になりました。
普段の生活ではなかなかゆっくりと自分の時間を楽しむことが難しいですが、こうして自分のペースで気ままに過ごすソロ活は心をリフレッシュしてくれる贅沢なひとときです。
上野は歴史ある街並みと自然、そしてグルメが一度に楽しめる魅力的なエリア。
季節ごとに異なる表情を見せてくれるので、また違う時期に訪れるのも楽しみです。
もしこの記事を読んで少しでも興味を持ったら、ぜひあなたも上野で冬のソロ活を体験してみてくださいね。