JALとANAの整備場見学を比較!両方行ってわかった違いと選び方

羽田空港の超人気アクティビティ、JALとANAの整備場見学。
どちらも予約困難ですが「内容はどう違うの?」「どっちがおすすめ?」と迷う方も多いはずです。
私は最近、運良く両方の見学を体験することができました。
実際に足を運んでみると、展示のコンセプトから撮影ルール、さらには参加者の雰囲気までちょっとした違いがありました。
今回は、忖度なしに両社を徹底比較し、どちらがあなたにぴったりかをお伝えします。
JALとANAの整備場見学|基本情報の比較
どちらも見学場所は羽田空港の新整備場エリアにありますが、施設名や料金、コンセプトには明確な違いがあります。
まずは、比較の前提となる基本情報を整理しておきましょう。
| 項目 | JAL | ANA |
| 施設名 | JAL SKY MUSEUM | ANA Blue Hangar Tour |
| 料金 | 有料(1,000円 | 無料 |
| 所要時間 | 70分 | 75分 |
| 主な内容 | 整備・パイロット・キャビンクルーの仕事紹介(展示・体験・制服着用+格納庫見学 | 整備部門の紹介(お仕事紹介)+格納庫見学 |
| アクセス | 東京モノレール「新整備場」駅 徒歩2分 | 東京モノレール「新整備場」駅 徒歩15分(バスあり) |
JAL SKY MUSEUM 体験メニューの豊富さと「動画」の感動
JALの「JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜」を体験して一番に感じたのは、とにかく自分自身の「思い出」として残る仕掛けが素晴らしいということです。
有料化されたからこそ体験できる、その充実した内容をご紹介します。
歴代の制服とアメニティが語る「空の歴史」
展示エリアで圧巻なのが、ずらりと並んだ歴代の制服です。
時代とともに変わるデザインの変遷は、眺めているだけで当時の空気感が蘇るような見応えがあります。
また、かつて機内で配布されていたアメニティの展示もあり、昔から飛行機に親しんできた方にとっては「これ持ってた!」と懐かしい記憶が呼び起こされるはず。
初めての旅のワクワク感を思い出させてくれる、JALならではの展示です。
自分が主役になれる「制服体験」と撮影
もう一つの大きな魅力は、制服を着用して撮影してくれることです!
自分の希望で、客室乗務員やパイロット、グランドスタッフの制服を選ぶことができるのです。
これらの制服は、服の上からサッと羽織れるように工夫されているので、着替えの心配もありません。
サイズも豊富で、ぽっちゃりの私も問題なく女性パイロットになることができました。

自分が空の仕事の一員になったような気分で撮影できるこのサービスは、大人でも想像以上にワクワクしますし、これだけでも「JALに来てよかった!」と思える素敵な思い出になりました。
シャッターチャンスを逃さない!動画撮影の楽しみ
JALの見学で嬉しいのが、格納庫内での動画撮影が許されている点です。
特に滑走路に面した場所では、離着陸のタイミングに合わせて案内してくれることもあり、機体が飛び立つ迫力あるシーンを動画で残すことができます。
静止画だけでなく「動き」や「音」も思い出に持ち帰れるのは、JALならではの楽しみです。
熱心なファンが集まる落ち着いた雰囲気
有料(1,000円)という設定があるためか、参加されている方々も非常に熱心に展示を読み込んでいる印象を受けました。
館内にはお土産を購入できるショップも2カ所あり、限定グッズ選びも楽しめます。
落ち着いた雰囲気の中で、じっくりと航空の世界に浸りたい方にはぴったりの環境です。
→ JAL SKY MUSEUMの詳細な体験記はこちら
ANA Blue Hangar Tour 整備の現場を間近に体感する

ANAの「ANA Blue Hangar Tour」は、その名の通り「ブルーハンガー(青い格納庫)」での体験を軸に、整備の現場をより深く知ることができるツアーです。
整備部門の仕事に特化したプログラム
ANAの見学は、機体を安全に飛ばすための「整備部門」の役割を学ぶことに、より重きを置いているのが特徴です。
格納庫へ向かう前の「お仕事紹介」のセクションでは、整備士たちがどのような誇りを持って巨大な機体と向き合っているのか、その具体的な仕事内容や責任の重さを学ぶことができます。
単に飛行機を見るだけでなく、それを支えるプロフェッショナルな裏方の世界を深く知ることで、格納庫で目にする光景がよりいっそう意義深く感じられます。
プロの技術と情熱に触れられるこのプログラムは、航空ファンはもちろん、大人の社会科見学としても非常に満足度の高い内容になっています。
ANAならではの見どころ 整備訓練機「スーパードルフィン」
ANAの見学で特に注目したいのが、「スーパードルフィン」の愛称で親しまれたボーイング737-500型機です。
2020年に全機退役しましたが、実は今も1機が整備士たちの技術を磨くための「整備訓練機」として、この格納庫で第二の人生を送っています。
エンジンカウル(エンジンの覆い)に描かれた、可愛らしいイルカのイラストがこの機体のトレードマーク。
地方路線を中心に活躍していた頃の姿をそのままに残しつつ、現在は未来の空の安全を守るための「生きた教材」として大切に活用されています。
現役機とはまた違う、整備の歴史と教育の重みを感じさせてくれる、ANA見学ならではの胸が熱くなるスポットです。
どちらも行くなら、おすすめは「ANAからJAL」の順
もし両方の見学を予定しているなら、個人的には「まずANAに行き、その後にJALへ行く」という順番が、満足度が一番高まると感じました。
ANAがおすすめなのはこんな人
- 熱烈なANAファンの方(ブルーの機体に囲まれる時間は至福です!)
- とにかく「整備」そのものに深く触れたい人
- 参加費を抑えて楽しみたい人(無料は大きな魅力です)
- グループや団体での参加(修学旅行生も多く、賑やかに楽しめます)
ANAは「空の安全を支えるプロの現場」をストレートに学ぶ場として最適です。
まずはここで整備の知識を深めてから、次のステップへ進むのがおすすめです。
JALがおすすめなのはこんな人
- JALの伝統やブランドを愛するファンの方
- キャビンクルーやコックピットクルーに憧れがある人
- 本格的な制服体験をして、思い出の写真を残したい人
- 離着陸時の動画撮影をしたい人
JALは、歴史展示や制服体験など、より「人」や「サービス」の魅力も感じられる体験型ミュージアムの側面が強いです。
ANAで裏方の仕事を学んだ後にJALを訪れると、制服の変遷や実際の機体がよりいっそう輝いて見え、最高のステップアップになります。
まとめ それぞれに違う「空への情熱」がある
JALとANA、どちらの整備場見学も「安全への強いこだわり」は共通していますが、見学を通して伝わってくるカラーは驚くほど違いました。
「憧れ」を形にし、歴史と体験を楽しめるJAL
「整備」の現場を硬派に学び、名機に出会えるANA
どちらが上ということはなく、どちらも空を愛する人なら一度は訪れてほしい素晴らしい場所です。
予約はどちらも激戦ですが、実際に足を運んでみると、空を見上げる時の気持ちがきっと変わっているはず。
あなたもぜひ、それぞれの「空の舞台裏」をその目で確かめに行ってみてくださいね。




