大人になってから始めた習い事。
最初は新しい世界にワクワクして飛び込んだけれど、続けるのが苦しくなったり、自分に合わないと感じたりしていませんか?
辞めたいと思うこともあるかもしれません。
でも、その決断をするには勇気がいりますよね。
私も同じように悩みました。
辞めることは、決して悪いことではありませんよね。
それはあなたが自分の時間やエネルギーを大切にしているからこその選択。
ここでは、私自身が辞めてしまった習い事とその理由、そしてそこで得た気づきをお伝えします。
同じ悩みを抱える方が、自分の選択に自信を持てるようになれば幸いです。
私の辞めた習い事とその理由
私が30代〜50代に習ったことを紹介し、その時のやめた理由と辞め方について紹介します。
今振り返れば、どれも挑戦したからこそ得られた気づきがあり、辞めること自体が新しい気づきや次の挑戦につながったと思えます。
また、私は習い事を選ぶ際に、後々の面倒なことを予想して、近所の人や知り合いが通っていない教室を選ぶようにしています。
家から少し離れた場所になることもありますが、おかげで気軽に辞めることができますし、近所で噂になる心配もありません。
この配慮は、辞めるときのストレスを減らし、次に進むためのエネルギーを残すためにも役立っています。
30代 フラダンス

子どもを預かってもらえる環境が魅力的で始めたフラダンス。
クラスには高齢の方が多く、私でもなんとかなるかなと思ったのですが、想像していたより振り付けが覚えられなくてレッスンについていくのが大変でした。
さらに、先生が変わってから厳しい指導が始まり、「基礎がなっていない!」という指摘が増え、居心地が悪く感じるように。
最終的には更新をせず、自然と辞めることになりました。
先生にも何も伝えずに受付の手続きだけでOKでした。
けれども、あの時間は子供と離れて新しい挑戦ができて、とても良い息抜きになりました。
40代 ベリーダンス・ヨガ

ロンドンで始めたベリーダンスは、私にとって本当に楽しいものでした。
体を動かす喜びや、自分の身体の美しさに向き合うきっかけをくれました。
日本でも引き続き個人の先生に習い、発表会に出たことも良い思い出です。
しかし、コロナ禍で通うことが難しくなり、自然と辞めることに。
帰国や生活の変化という理由で辞めたため、特に後悔はありません。
40代 英会話
ロンドンの教会で始めた英会話は、期待以上に難しく、短期間で挫折しました。
色々なレベルの人と一緒にレッスンしたことも、劣等感を感じる原因の一つになりました。
自分には語学のセンスがないのでは、と落ち込むこともありましたが、今振り返ると、単に忙しすぎてじっくり向き合うことが出来なかっただけのような気がします。
50代 太極拳

太極拳は3ヶ月で辞めました。
その際、「一人暮らしの母の健康状態が心配で」と先生やクラスの皆さんに伝えました。
本当は、10年以上も続けているベテランさんと同じクラスだったのが馴染めなかった理由です。
たったの24種類の動きを覚えることすら苦労していて、だんだん辛くなってきました。
秋に途中から入会したことがよくなかったと思います(反省)。
誰かの介護をするという理由なら期間は関係なく、いつでも好きな時に辞められます。
50代 ポスチュアウォーキング

先生の美しい立ち姿に憧れて始めたポスチュアウォーキング。
2年間続けましたが、どうしても自分では上手くできず、次第にモチベーションが下がっていきました。
習い事を辞める時に気をつけたい考え方

辞めたいと思った自分を受け入れる
辞めたいと思う気持ちは、人として自然なことです。
「最初は楽しかったけど、今は違う気持ちになっている」という感覚を否定せず、自分の気持ちに素直になってみてください。
「先生に申し訳ない気持ちがある」「こんなにすぐに辞めてしまって、仲間からなんと思われるだろう」など、心配する必要はありません。
あなたの気持ちが一番大切です。
あなたの人生の時間です。
気が進まない習い事はすぐに辞めてもOKです!
次に進むために、ちょっと振り返ってみる
辞めることを決めたら、少しだけ振り返ってみるのもおすすめです。
「なんで辞めたくなったのかな?」と軽い気持ちで考えてみると、意外といろいろな理由が浮かんできます。
たとえば、私の場合は以下のような理由がありました。
- 先生が自分に合わなかった
- 生徒が多すぎてレッスンが受けにくかった
- 自分だけついていけなかった
- 通うのが大変だった
- 月謝が高くて続かなかった
- 体がしんどかった
こうやって振り返ることで、「次に習い事を始めるときは、こういうことに気をつけよう」と自然に気づけます。
何より、辞めた理由がわかるとスッキリしますよね。
無理に前向きに考えなくても大丈夫。
振り返りは、次の一歩に向けたヒントになるくらいの気軽さでいいのです。
先生や講師に伝えるときのシンプルな言い方
先生や講師に辞めることを伝えるときは、余計なことを言い過ぎず、感謝と簡潔な理由を伝えるのがポイントです。
以下の3つのポイントを意識するとスムーズに伝えられます。
- 最初に感謝を伝える
例 「これまで本当にお世話になり、ありがとうございました。」 - 理由を簡潔に伝える
例 「最近少し忙しくなってしまい、続けるのが難しくなりました」
例「母の体調が悪くなって通えなくなりました」 - 最後に前向きな気持ちを添える
例 「また余裕ができたときに、ぜひ再開したいと思っています」
まとめ
習い事を辞めることをあまり重たく考えるのは辞めましょう。
辞めるという選択は、決して悪いことではありません。
それは、自分の気持ちや生活を大切にするための自然な決断です。
辞めた理由を振り返ることで、「自分に何が合うのか」「次に挑戦する際に気をつけたいこと」を知る良い機会になります。
時間があるときに考えてみてください
また、辞める際に先生や講師に伝える言い方もテンプレートのまんまでも問題ないと思います。
大切なのは態度や言い方だと思います。
相手もプロですので、感謝の気持ちと簡潔な理由を伝えれば、きっと理解してもらえるでしょう。
私はこれまで、何もトラブルなく辞めることができましたよ。
きっとあなたも問題なく辞められるはずです。
カルチャーセンターのような総合受付があるところなら、直接挨拶ができなくても手紙を渡してもらえるので簡単です。
習い事は、人生を豊かにしてくれるものですが、続けることが負担になるなら、一度立ち止まって考えるのも大切です。
あなたが自分に合ったペースで進めるよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。