【飯能を楽しむ1日】紅葉のトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

の秋、ずっと気になっていた「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に、ようやく行くことができました。
家族で紅葉を楽しみたい時にぴったりの場所で、飯能の自然に包まれながらゆっくりできる大好きな1日になりました。
今回は、私・娘・息子の3人で飯能駅に到着し、そこで妹と合流してめぐった1日の流れを、写真とともに紹介しようと思います。
ベジタリアンカフェ、発酵食品、日本酒、そして北欧の世界観。
「こんなに盛りだくさんなのに疲れない」
そんなバランスの取れた秋のお散歩コースになりました。
近場で紅葉を楽しみたい方、家族でちょっと気分転換したい方の参考になるとうれしいです。
飯能駅で待ち合わせ 名物の四里餅購入

飯能駅に到着したのは11:00ごろ。
最近電車が遅延することが多いですが、この日もダイヤが乱れまくってハラハラしました。
なんとか10分遅れで到着できました。
まず向かったのは、駅ビル西武飯能PePeの1階にある、西武プリンスクラブカウンター。ここで四里餅(しりもち)が少しだけ売られているのです!

四里餅って、実は「当日限りの賞味期限」なので、なかなか他の街には流通しない幻のお餅なんです。
だから帰宅したらすぐに一個いただいて、残りはラップして冷蔵庫へ入れます。
柔らかい餅と、ほんのり甘い餡の組み合わせが絶妙で、素朴なのに一度食べると忘れられない味。
この日は10個入りを迷わず購入。
こういう「ほんのちょっと特別感のある地元銘菓」を買うと、旅気分が一気に上がりますよね。
妹と合流 阿里山カフェへ

駅で妹と合流して、向かったのは阿里山カフェ。
巾着田のすぐ近く、高麗川沿いにひっそりと佇むビーガンカフェで、外のテラス席が気持ちいいんです。
この日は、妹おすすめということもあって、迷わず入りました。
阿里山カフェは歴史も長く、世界各地のオーガニック食材を扱うことで有名。
テラスはビニールシートで覆われているし、ストーブもあるので暖かく居心地が良さそうだったので、こちらに座りました。
一人でくつろいでいる人もいて、こんな素敵なカフェが近所にあるなんて羨ましくなりました。
この日のランチはベジバーガープレート。
季節の野菜がたっぷりで、身体が喜ぶようなやさしい味付け。
お肉を使っていないのに満足感があるのが不思議です。
手間をかけて美味しく作られているのを感じました。

もちろんデザートも注文しました。
私はキャロットケーキが大好きなので迷わず注文しました。
併設の「テングショップ」では、子どもたちはチョコレートを購入。
妹は私にデーツを買ってくれました。
他で買ったデーツよりも美味しくて、食感が好きな感じでした。
OH!!! 発酵・健康・食の魔法でお買い物

阿里山カフェを出て、飯能の中心エリアに戻りながら寄ったのがOH!!!(オー)。
名前の通り「OH!!!」と言いたくなるほど、発酵食品がずらりと並ぶユニークなお店です。
味噌、麹、キムチ、椎茸、「みそると」など、ここでしか買えないようなアイテムがたくさん。
見るだけでも楽しくて、棚の前で思わず立ち止まってしまいます。

妹は迷わず高級キムチを購入。
私たちに振る舞うために買ってくれました。
私は最初から味噌や地場野菜を狙っていました。
そして忘れちゃいけないのが、糀ソフトクリーム。
発酵のやさしい甘さで、甘いのにしつこくない。
食後なのにするっと入ってしまいました。
能仁寺

OH!!! のすぐ横にあるのが、紅葉スポットでもある能仁寺(のうにんじ)。
せっかくなので立ち寄ってみました。
訪れた日は紅葉のピークを少し過ぎていたものの、境内に残った赤や黄色の葉が落ち着いた雰囲気でとても心地よかったです。
混雑もなく、静かに歩けて、ピークは逃したものの、雰囲気の良い写メが撮れたのでよかったです。

飯能中央公園 世界で唯一の鉄腕アトム像を見に行く

飯能といえばもう一つ外せないのが、飯能中央公園の鉄腕アトム像。
実はこれ、世界唯一の公式アトム像なんです。
1983年の落成式には、手塚治虫先生ご本人も出席したという貴重なもの。
こんな貴重なものが、飯能にあるとはつい最近まで知りませんでした。
空に向かって飛び立とうとするポーズのアトムを見て、子供の頃を思い出しました。
紅葉の合間にこんなスポットに出会えるのも、飯能の楽しいところですね。
五十嵐酒造へ 地元の人に愛される酒蔵で日本酒を購入

次に向かったのは五十嵐酒造。
明治30年創業の老舗で、地元の人に長く愛されている酒蔵です。
直売店にはひっきりなしにお客さんが訪れていて活気がありました。
搾りたての直汲みや、すっきり飲みやすい定番酒など種類も豊富。
私は気になっていた一本を購入しました。

酒蔵見学もできるそうで、今度はゆっくり訪れてみたいなと思える温かい場所でした。
メインイベント トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の紅葉

そしてやっと、この日のメインイベントのトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園に紅葉を見に行きました!
何年も前から気になっていた場所で、ようやく来られた喜びが歩き出した瞬間にじわっと湧いてきました。
公園に向かう坂道にずらっと並んだメタセコイアのなんと見事な煉瓦色なんでしょう。
まるで絵本の1ページのようで、「来て良かった〜」と心から思いました。
無料駐車場には何台もバスが停まっていて、外国の方も大勢いました。
観光地としてかなり人気の場所なんですね。

公園内に入ると、すぐに特徴的な建物に目が行きます。
まるでムーミンの世界から抜け出してきたかのような丸みを帯びたデザインでノスタルジックな気分になりました。
壁の色や木の質感まで、北欧の物語そのものの雰囲気で、最初の建物を見た瞬間に大人の私でも胸が高鳴りました。
建物の中に入ってみると、ゆるやかな階段や小さな部屋があって、本当に物語の住人になったような気分になります。
とにかく手作り感満載で、私は釘が打たれているところを見つけることができませんでした。
手をかけて、ピカピカに磨き上げられた木の温もりのなんとゴージャスなことでしょう。
なんだかそれだけで、胸がいっぱいになりました。

公園全体がほどよい広さで、起伏があったり、小川が流れていたり、木々の隙間から光が差し込む瞬間があったり・・・
ゆっくり歩くだけで景色が何度も変わるのが魅力です。
紅葉の見頃ギリギリに間に合ったともあって、本当にラッキーでした。
家族と並んで同じ景色を眺められる時間が持てて、本当に嬉しい時間でした。
来年も是非来ようと思います。
ここ、飯能市営の公園で駐車場も入園も無料なんですよ。
最高です。
妹宅で猫に癒やされて1日の締めくくり

公園でたっぷり写真を撮ったあとは、妹の家へ。
猫の肉球をタッチしたり遊んだりして、楽しい1日は終了しました。
後は始発の電車で座って帰るだけです。
まとめ
飯能は、紅葉だけでなく、カフェ、発酵食品、日本酒、そして北欧の世界観までコンパクトに楽しめる街だと改めて実感しました。
念願のトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園で紅葉を見られて本当に幸せでした。
しかも今回は妹、子どもたちと感動を共有できたことが最高に嬉しかったです。
家族とゆっくり紅葉を楽しむ1日としてちょうど良いボリュームでした。
飯能に興味がある方には、心からおすすめしたいコースです。
次の秋も、またここへ来たいと思います。
それくらい心が満たされる、素敵な紅葉旅になりました。




