これは数ヶ月前の誕生日の思い出です。
せっかくなので記事にしました。
誕生日プレゼントとして、娘から「ホテル雅叙園東京のアフタヌーンティー」に招待してもらいました!
50代の母にとって、物をもらうよりも一緒に過ごす特別な時間が何より嬉しいプレゼント。
春限定の「柑橘アフタヌーンティー」を味わいながら、華やかな館内と「百段階段」の猫アート展も楽しんだ、忘れられない一日を振り返ります。
娘からの“体験ギフト”が嬉しかった理由
誕生日に「おめでとう!」とプレゼントを手渡されるのももちろん嬉しいですが、今回のように体験そのものを贈ってもらうギフトは、また格別です。
私が特に嬉しかったのは、以下の理由からです。
・自分ではなかなか予約しない非日常の体験を味わえたこと
・母娘で同じ時間を共有できたこと
・そして何より、娘が私のために計画してくれた気持ちそのもの
50代になると、欲しいものはある程度自分で買えてしまいます。
だからこそ「一緒に行こう!」と招待される時間のプレゼントが心に響くんですよね。
しかも面倒だな〜と思ってしまう場所でも、娘と一緒なら飛び込んでみようと思えます!
テーブルに並ぶおしゃれなスイーツや、館内のきらびやかな装飾を見ながら、娘と「わぁ、きれい!」「これ美味しいね」と写メを撮りまく流のもまた楽しい時間でした。
そのひとつひとつが、物には代えられない宝物のような思い出になりました。
春限定の柑橘アフタヌーンティー
テーブルに現れたのは、雅叙園らしい和の三段スタンド。
春をテーマにした柑橘のスイーツがずらりと並んでいて、見ているだけで気持ちが明るくなります。
オレンジやレモン、甘夏の鮮やかな色合いが光を受けてきらめき、まさに「春のご褒美」という言葉がぴったりでした。
スイーツ
一つひとつに個性があり、食べ進めるたびに驚きがありました。
・ネーブルオレンジとバニラのクープは、香りと酸味のバランスが絶妙
・セミノールのフロマージュ・クリュは、なめらかで軽やかな口当たり
・甘夏とショコラブランは、甘さの中に爽やかさが広がる新鮮な組み合わせ
・レモンのマカロンは、最後にもう一つ食べたくなる後を引く美味しさ
そして嬉しかったのは、娘が用意してくれた誕生日プレート!
小さなチョコレートに「Happy Birthday」の文字が添えられています。
予約時にこんなオーダーをしていたんですね。
母は嬉しかったぞ。
セイボリー

セイボリーとは「甘くない、塩味のきいた軽食」のこと。
アフタヌーンティーではサンドイッチやキッシュがセイボリーにあたり、スイーツ(ケーキ・マカロン・スコーン等)との対比で料理全体のバランスをとる役割も果たしています。
甘いだけでは最後まで辿り着けないのがアフタヌーンティー。
グレープフルーツと小エビのカクテルの爽やかな酸味、サラミのケークサレに添えられたレモンクリームのコク、そして若鶏のバロンティーヌのしっとり感。
スイーツの合間にこれらを挟むことで、最後まで飽きずに食べ続けられました。
本当は娘から、「甘いものとしょっぱいもの、交互に食べないと苦しくなるよ」とアドバイスされていたのです。
ドリンク
紅茶やコーヒーはカップごとのサービスで、時間内ならいくつでも楽しめます。
気分に合わせて次々と種類を変えられるのが贅沢。
まずは私のスパークリングワインと、娘の赤ワインで乾杯しました。
特別な日という気分で盛り上がりました。
館内も非日常そのもの
アフタヌーンティーの会場へ向かう途中から、すでに気持ちは高揚していました。
廊下に並ぶ絵画や屏風、天井いっぱいに広がる色鮮やかな装飾。
まるで映画のセットに迷い込んだような豪華さで、写メを沢山撮ってしまいました。
特に楽しみにしていたのがトイレ。
しばらくはこの豪華絢爛なトイレを使えないのかと思うと、本当に名残惜しい…。
金箔の壁に照明が反射してキラキラ輝き、鏡の縁取りまで美しい。
普段なら急いで済ませてしまう場所なのに、ここではつい長居してしまいました。
ただ残念だったのは、外国人の観光客がお子さんと一緒にトイレにいたのですが、ドアをバタンと乱暴に開けて、そのままで出ていってしまったこと。
トイレにドアは閉めなさい。
特にこんな素敵なトイレのドアは丁寧に閉めるんだよ〜!
わかった〜?
文化財「百段階段」で猫アート展
アフタヌーンティーのあとは、文化財「百段階段」へ。
99段の階段でつながる七つの部屋は、それぞれが美術館のように凝った造りで、歩いているだけでもため息が出ます。
今回開催されていたのは、猫をテーマにしたアート展。
ねこLOVEの母娘はスルーするわけにはいきません。
部屋ごとに全く違う雰囲気になっていて、展示を楽しむとともに、お部屋の豪華絢爛さにも感動しました。
そこにユーモラスな猫の作品が加わることで、不思議と空間全体が柔らかくなり、歴史的な建築と現代アートが調和していました。
母娘でツッコミを入れながら回っていると、展示そのもの以上に会話が弾み、笑いが絶えません。
雅叙園の重厚さと猫アートの遊び心、このギャップこそが面白く、記憶に残る時間になりました。
体験を贈るという選択
今回改めて感じたのは、「体験を贈る」ことの素晴らしさです。
50代にもなると、欲しいものはある程度自分で買えてしまいます。
だからこそ、自分からはなかなか行かない場所に「一緒に行こう!」と誘ってもらえるのが、何より嬉しいのです。
アフタヌーンティーを味わい、豪華な館内を歩き、猫アート展を笑いながら見て回る。
その一つひとつが“体験”という形で心に残り、後から写真を見返しても会話や笑顔まで鮮明によみがえってきます。
物として残るプレゼントも素敵ですが、体験型のギフトは思い出と時間を同時に贈ってくれるもの。
あげたいものが思い浮かばないのなら、母の日や誕生日、記念日の贈り物として、こんなにも心に残る選択肢は他にないと実感しました。
まとめ
数ヶ月前の誕生日、娘に招待してもらったホテル雅叙園東京のアフタヌーンティー。
柑橘スイーツの爽やかな美味しさ、館内の豪華絢爛さ、そして猫アート展の遊び心。
どれもが忘れられない思い出になりました。
けれど、一番心に残ったのはやっぱり娘と一緒に過ごした時間です。
母親にとって最高のプレゼントは、モノではなく体験。
これから贈り物を考えるときは、「一緒に楽しむ時間」を選んでみるのもいいと思います。
誕生日や母の日、特別な日のギフトに、ホテルのアフタヌーンティーは本当におすすめです。
私自身がもらって心から嬉しかったように、きっと大切な人の心にも残るはずです。