突然ですが顔面神経麻痺(顔面麻痺)という病気を知っていますか?
突然、顔の半分が動かなくなって瞼を閉じることさえできなくなるのです。
とても怖い症状ですが、私も40代後半に発症してしまいました。
当時のパニックをどうやって乗り越えたか、不安な気持ちをどのように抑えていたかを書いてみました。
この記事を読むと次のことがわかります。
- 突然発症するとパニックになってしまうこと
- どの科に行けばいいか、どこの病院が適しているか混乱すること
- ♯7119に電話すると専門家からすぐに的確なアドバイスがもらえること
顔面麻痺の前兆と初期症状 私の体験
40代後半、息子の中学受験を控えて毎日ピリピリしていました。
全く勉強しないのが私の悩みでした。
ある朝、起きて洗面所に行きました。
特に鏡を見ずにうがいをしようと水を口に含むと、右側の口角からだらだらと流れ落ちていったのです。
「あれ?」と思い顔を上げて鏡を見ると、右半分だけが別人になった私がいました。
笑ってみても右半分は全く動きません。
そしてやっと、私は口だけでなく、右半分の顔の筋肉が全く動かなくなったことに気づいたのです。
これが顔面麻痺の始まりでした。
初期対応と病院での診断
症状が現れた直後、私はパニックになりました。
今、ここで倒れては困る。まだ母親としてやり遂げないといけないことがある。
どうしよう。私、倒れてしまうのかな?
どこの病院へ行き、何科を受診すればいいのか、予約の電話はするべきなのか?
今、何をするべきなのか、わからなくなってしまいました。
その時、家電の近くに置いてあった♯7119の窓口を思い出したのです!
![♯7119](https://solokatsuhappy.com/wp-content/uploads/2022/09/681465A0-23EA-48B3-A221-6095E05F776F-225x300.jpeg)
♯7119とは電話番号の短縮ダイヤルのことです。(携帯電話、PHS、プッシュ回線で使える)
![電話文字盤](https://solokatsuhappy.com/wp-content/uploads/2022/09/DC322A8F-CA49-4ED5-B6C3-1746C8C8E0F5.jpg)
急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。
そんなとき、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口が救急安心センター事業(♯7119)です。
救急安心センター事業(♯7119)に寄せられた相談は、電話口で医師、看護師、相談員がお話を伺い、病気やケガの症状を把握して、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内します。
引用 総務省消防庁HP
自分で調べる時間も節約できて、家の近くで最適と思われる病院を複数紹介してもらいました。
その時、♯7119で、こちらの病院を紹介されたことを伝えるように言われました。
病院へ向かう前に電話で事情を説明していたので、診察時間ギリギリだったのですが、遅れても大丈夫だから気をつけてくるように言ってもらい、とても安心したことを覚えています。
総合病院では検査をし、担当は耳鼻科となりました。
そして診察を受け、顔面麻痺と診断されました。
医師からは早期治療が回復の鍵だと言われました。
初期症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けることが重要です。
治療法とリハビリ 私の経験
早期治療の重要性
病院で顔面麻痺と診断された後、すぐに投薬治療が開始されました。
医師からは、顔面麻痺の原因の多くは水疱瘡のウイルスであり、回復するかどうかは発症からの時間が重要だと説明されました。
私は今朝発症したため、ほぼ最短で病院に来たことになります!
医師からは、今日から薬を飲み、次回までに薬が効いてくれれば回復の可能性が高くなると言われました。
医師の説明による不安
しかし、医師の説明には不安も感じました。
- 顔面麻痺が治らない人も何割かいる。
- その場合、手術もするが、筋力の衰えた側の顔と健全な側の筋力の加減を手術で同じにすることは困難。
- 手術をしても以前の顔と同じになることは難しい。
- 今できることは、薬を欠かさずしっかり飲んで、プリントにある顔面リハビリ体操をすること。
治療とリハビリの経過
私が医師から言われた原因は、ストレスと免疫低下でした。
顔面神経麻痺は原因が複数あり、一概には言えないのですが多くはウイルス性だそうです。私もそれに該当しました。
治療が遅れると治らないこともあるので3日以内の治療がポイントとのこと。
診察後の薬局で薬剤師から顔面神経麻痺か聞かれ、そうだと答えると、水を持ってきてくれ、今すぐここで飲むよう言われました。
それほど時間が重要だということがよく理解できました。
ちなみに処方された薬は大きく、薬代も高くつきました。
顔面神経麻痺は原因が複数あるそうです。
こちらのサイトがわかりやすいのでご覧ください。
ありがたいことに、私は最初の投薬期間に症状の改善が見られました。
結局、1ヶ月以内の診察で完治することができました。
回復後のケアと予防策
回復後も、顔の運動はしていませんが、ストレスを感じたら静養するようにしています。
ストレスを溜めないように生活やものの考え方を改めました。
また、免疫力を高めるためにバランスの取れた食事を心がけています。
これらのケアと予防策は、再発防止に役立っています。
Q &A
私の場合、1週間前から右耳の奥に鈍痛がありました。最初はどこが痛いのかはっきりせず、頭痛と勘違いしていました。
早期治療が回復の鍵だそうです。初期症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けることが重要です。知り合いの息子さんは、仕事が忙しくしばらく放置してしまったそうです。そのため、今も顔半分が歪んでいるそうです。
医師の説明では、顔面麻痺の一因としてストレスが関与している可能性があります。私もうつ病一歩手前まで来ていました。
ストレス管理が予防に役立ちます。
顔の筋肉を動かす運動を毎日行いました。具体的な方法については、医師やリハビリ専門家に相談してください。
まばたきができないことでした。ずっと目が開いた状態で乾燥し、自分の指で上下瞼を合わせるようにしました。対策用の目薬が処方されました。
マスクをつけて出勤していましたが、誰にもバレることもありませんでした。
口の右側が閉じなくなってしまいましたが、なんとか話はできました。
顔面麻痺以外は体調に変化はありませんでした。無理をしないように、身体を最優先しました。
まとめ
顔面麻痺は突然発症し、驚きと不安を伴うものです。
しかし、早期対応と適切な治療、そして日々のケアと予防策を行うことで、回復が可能です。
私の体験を通じて、以下のことが重要だと実感しました。
- 早期治療が回復の鍵である
- ストレス管理が予防に役立つ
- 専門家のアドバイスを迅速に受けることの重要性
この情報が、同じ症状に悩む方々の助けになれば幸いです。
顔面麻痺の症状が現れたら、すぐに医師の診察を受け、適切な治療を開始してください。