こんにちは、はにゃみです。
突然ですが顔面神経麻痺(顔面麻痺)という病気を知っていますか?
突然、顔の半分が動かなくなって瞼を閉じることさえできなくなるのです。
とても怖い症状ですが、私も40代後半に発症してしまいました。
当時のパニックをどうやって乗り越えたか、不安な気持ちをどのように抑えていたかを書いてみました。
この記事を読むと次のことがわかります。
- 突然発症するとパニックになってしまう
- 何科、どこの病院へ行けばいいか混乱する
- ♯7119に電話すれば専門家の的確なアドバイスがすぐにもらえる
40代後半で突然の顔面麻痺
40代後半、息子の中学受験を控えて毎日ピリピリしていました。全く勉強しないのが私の悩みでした。
ある平日の朝、起きて洗面所に行きました。
特に鏡を見ずにうがいをしようと水を口に含むと、右側の口角からだらだらと流れ落ちていったのです。
あれ???と思い顔を上げて鏡を見ると・・・
左右が別人のような表情の私がいました
笑ってみても右半分は全く動きません。
真っ先に疑ったのは脳の問題でした。
今、ここで倒れては困る。まだ母親としてやり遂げないといけないことがある。どうしよう。私、倒れてしまうのかな?
パニックになってしまい、どこの病院へ行き、何科を受診すればいいのか、予約の電話はするべきなのか?全くわからなくなってしまいました。
その時、家電の近くに置いてあった♯7119の窓口を思い出したのです!

引用 総務省消防庁HP
♯7119窓口の対応内容
総務省消防庁HPによると「救急電話相談」か「医療機関案内」を選択することになっていました。
私のようにどうしたらいいのかわからない時は「救急電話相談」を選びましょう。
オペレーターが的確に質問をしてくれます。メモをしながら答えました。
私の場合はこの時点では顔面神経麻痺と判断できないので脳神経外科がある総合病院に行く必要があると言われました。
住所から4つの病院を提案され、行きたい病院を決めました。
病院の電話番号を教えてもらい、アドバイスを受けました。
♯7119から紹介されたと電話で伝えることでした。
病院へ電話をして、♯7119から紹介されたと伝えると丁寧に症状を聞いてくれました。
午前の診察時間が過ぎてもいいので気をつけてくるよう言ってもらいました。
やはり♯7119に相談したから上手く行動できている!
病院到着
総合案内で、先ほど電話した者で、♯7119の紹介だと告げました。
すぐに検査をしてもらい、脳には問題がないことを確認しました。
その後、耳鼻咽喉科の前で呼ばれるまで待つよう言われました、(患者さんが多く、かなり待たされました)
耳鼻科の医師に激おこ
やっと順番が来ました。
60代と思われるのんびりした感じの男性医師は「顔面麻痺ですね〜」と診断しました。
そしてこの病気は水疱瘡のウイルスが原因のことが多く、回復するかどうかは発症してからの時間が重要だと言われました。
私は今朝発症したのでほぼ最短で病院に来たことになります!
今日から薬を飲んで次回までに薬が効いてくれれば回復の可能性が高くなる。今できることはそれだけということを説明を受けました。
ここまではよかったのですが、この後の医師の説明の仕方にカチンと来てしまいました。
⚫︎顔面麻痺が治らない人も何割かいる。
⚫︎その場合、手術もするが、筋力の衰えた側の顔と健全な側の筋力の加減を手術で同じにすることは困難
⚫︎手術をしても以前の顔と同じになることは難しい
⚫︎今できることは、薬を欠かさずしっかり飲んでこのプリントにある顔面リハビリ体操をする(コピーを繰り返したそのプリントは全体が読みにくい!)
患者の不安に全く寄り添うことなく、事務的な説明のみで診察は終了しました。
流石の私も不安で涙目に・・・
顔面麻痺の原因の1つと言われているストレスを最大限に受けてしまいました!!!!
原因
私が医師から言われた原因は、ストレスと免疫低下でした。
顔面神経麻痺は原因が複数あり、一概には言えないのですが多くはウイルス性だそうです。私もそれに該当しました。
治療が遅れると治らないこともあるので3日以内の治療がポイントです!
診察後の薬局で薬剤師から顔面神経麻痺か聞かれました。
そうだと言うと水を持ってきてくれていますぐここで飲むよう言われました。
それほど時間が重要だということがよく理解できました。
ちなみに処方された薬は大きく薬代も高くつきました。
顔面神経麻痺は原因が複数あります。こちらのサイトがわかりやすいのでご覧ください。
ありがたいことに、私は最初の投薬期間に症状の改善が見られました。
結局1ヶ月以内の診察で完治することができました。
兆候
私の場合ですが、兆候ははっきりありました。
私の麻痺は右側でした。
⚫︎1週間前から右耳の奥に鈍痛があった。最初はどこかが痛いのかはっきりせず、頭痛と勘違いしていた。
⚫︎睡眠時間が削られる出来事が2、3日続いた。
⚫︎息子が受験勉強をしないのでストレスMAXに
治療中の生活
顔面神経麻痺になって一番困ったことはまばたきができないことでした。
ずっと目が開いた状態なのです。
普通なら人間は1分間に約20回まばたきするそうです。これは外気から目を守り、涙を眼球に行き渡らせる役目があります。
それができないので自分の指で上下の瞼をくっつけてあげないと目が乾燥して大変なことになります。
目薬が処方されましたが、それでは間に合いませんでした。あくまで閉じることが重要だったのです。
コロナ前でしたが外出時はマスクをつければバレることもありませんでした。
家にいては色々考えてしまい、ストレスが大きくなるのでマスクをしてパートにも行きました。
もちろん誰にも気づかれませんでした。
仕事中は老眼鏡をかけるので目で知られることもありませんでした。
口の右側が閉じなくなってしまいましたが、なんとか話はできました。
顔面麻痺以外はいつもの体調だったことが慰めになりました。
あくまでも神経の麻痺が顔に出ているだけでした。
まとめ
年間、人口10万人あたり50人ほど発症するといわれ、2割以上に後遺症が残ります。
適切な初期治療を早期に行うことにより、8割の方がほぼ元の状態に戻る病気
私以外では2人から体験談を聞いたことがあります。
ストレスの多い現代社会ではいつ誰が発症してもおかしくない病気かもしれません。