東京を文化的な興味を持って満喫するなら、ぐるっとパスを活用して美術館やミュージアムを巡るのが断然おすすめです。
このパス一枚で、100箇所の文化施設に自由にアクセスできるため、芸術と文化に触れる贅沢な時間を過ごせます。
本記事では、ぐるっとパスを最大限に活用するためのおすすめルートをご紹介します。
上野や都心エリアを中心に、庭園や季節の花も楽しみながら、充実した一日を過ごす方法を提案します。
ぜひ、ぐるっとパスを片手に、東京の新たな魅力を発見してください。
ぐるっとパスとは?
ぐるっとパスは、東京都内の主要な美術館やミュージアム、博物館など約100施設への入場または、割引が可能なチケットです。
有効期間は2ヶ月で、リーズナブルな価格で多くの文化施設を巡ることができるため、文化・芸術に興味がある方にとっては非常にお得なパスです。
東京の美術館・ミュージアムおすすめスポット
◾️国立西洋美術館(割引)
国立西洋美術館は、東京都台東区上野公園内に位置し、1959年に開館した美術館です。
独立行政法人国立美術館が運営し、20世紀初頭までの西洋美術を専門に展示しています。収蔵作品は約5772点、寄託作品は約319点で、ルネサンスから20世紀半ばまでの絵画や彫刻などが揃っています。
ル・コルビュジエ設計の建物は世界文化遺産に登録されています。
代表作家にはルノワールやピカソが含まれます。館内の延床面積は1万7369平方メートルです。
◾️東京国立博物館(割引)
東京国立博物館は、東京の上野恩賜公園内に位置する日本最古の博物館です。
本館・表慶館・東洋館・平成館・法隆寺宝物館・黒田記念館の6つの展示館と資料館から成り、美術と考古のさまざまな文化財を収集、保管、修復、展示、調査研究、教育普及などの事業を行っています。
東京国立博物館の収蔵品は約11万2千件(うち国宝87件、重要文化財629件)あり、これらの貴重な文化財を通じて日本の歴史と文化を深く理解することができます。
◾️東京都美術館
上野公園内にある東京都美術館は、様々な美術展が開催される場所として人気があります。特別展から常設展まで、多彩な展示が楽しめます。
◾️国立科学博物館(割引)
国立科学博物館は、東京の上野恩賜公園内に位置する総合科学博物館です。
明治10年に創立された「教育博物館」が始まりで、現在の「国立科学博物館」となりました。
440万点を超える標本資料を所蔵し、自然科学に関する資料や生物の進化、恐竜の展示が充実しています。
◾️朝倉彫塑館(入場)
朝倉彫塑館は、東京都台東区谷中七丁目に位置し、彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装した美術館です。
1967年に開館し、専門分野は彫塑作品です。
鉄筋コンクリート造のアトリエ棟と和洋折衷の住居棟から成り、彫塑作品や朝倉文夫のコレクションを展示しています。
庭園には「五典の池」があり、屋上にはオリーブの樹がある屋上菜園があります。
旧朝倉文夫氏庭園は国の名勝に指定されています。アクセスはJR日暮里駅や東京メトロ千駄木駅から可能です。
他にも入場無料の施設がたくさんあります。
ぐるっとパスの使い方ガイド
ぐるっとパスの購入は、各参加施設の窓口やオンラインで行えます。
購入後、パスを提示するだけで入場が可能となります。
特に週末や連休には、事前に訪れる施設の情報を確認しておくとスムーズに楽しめます。
ぐるっとパス活用ブログで、今現在行われている展示情報を確認する事ができます。
情報確認はぐるっとパスを最大限楽しむためには必須です。
お得な情報 庭園やその他の施設も楽しむ
美術館に行くついでに庭園やその他の施設も訪問すれば、ぐるっとパスを最大限に利用することになり、大変コスパがいいです。
おすすめは季節の花の情報を最優先して行き先を探し、近くの美術館に足をのばすルートです。
たとえば、春には新宿御苑で桜を楽しんだ後、近くの美術館を訪れるプランなどがあります。
季節ごとの美しい庭園と共にアートを楽しむことで、とても贅沢な一日となります。
実際に私が回ったおすすめルート紹介
1、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションは、銅版画家の浜口陽三の作品を収蔵・展示する美術館で、1998年に開設されました。
ヤマサ醤油株式会社が運営し、所在地は東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7です。
常設展示はなく、年に約4回の展示が行われ、毎回約60点の作品が紹介されます。
展示内容は主に浜口陽三の銅版画が中心です。
◾️ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション情報
- 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
- 半蔵門線の水天宮前駅3番出口徒歩1分
- 日比谷線 人形町駅 A2出口 徒歩8分
- 浅草線 人形町駅 A5出口 徒歩10分
- 火 ~金 11:00 -17:00
土・日・祝日 10:00-17:00 - 電話番号 03-3665-0251
◾️人気焼鳥重 人形町おが和を楽しむ
美術館で銅版画の魅力を堪能した後は、徒歩で人形町まで移動し、焼鳥重で有名な「おが和」でランチを楽しみました。
人形町おが和とは・・・
人形町おが和は、人形町にある歴史ある焼き鳥屋で、何度も「焼鳥EAST百名店」に選ばれています!
戦前に創業し、その伝統と味が今も受け継がれています。
特に評判の焼鳥重は、焼きたての焼き鳥がご飯の上に盛り付けられ、その絶妙な味わいが人気です。
現在はランチ営業のみで、行列ができていることが多いですが、回転が早いので待ち時間も比較的短いです。
地元の人々や観光客に愛される老舗の焼き鳥店です。
↑私が注文した焼鳥重(並)
焼き鳥のタレがしみ込んだご飯に、炭火で焼いた焼き鳥がたっぷりと乗せられていました。
店内では、炭火で焼かれる焼き鳥の様子をカウンター越しに観察することができ、あの香ばしい煙が食欲をそそります。1200円(税込)で大満足の味わいでした。
おが和 店舗情報
- 東京都中央区日本橋人形町3丁目11-2
- 東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線【人形町駅】A4出口徒歩2分
- 東京メトロ半蔵門線【水天宮前駅】徒歩6分
- 営業時間 ランチ: 11:25〜13:30
- 定休日 土日祝
- 電話番号 0336618711
詳細はこちらをご覧ください。
2、五島美術館
五島美術館は東京都世田谷区上野毛にあり、1960年に開館しました。
日本と東洋の古美術約5000件を収蔵し、国宝5件、重要文化財50件を含みます。
東急電鉄創業者・五島慶太(ごとう けいた 1882~1959)のコレクションが基で、吉田五十八設計の建物と広大な庭園が特徴。
常設展示はなく、企画展が随時開催されています。
↑高低差のある庭園内
展示物だけでなく、庭園も楽しいのでスニーカーを履いていくことをお勧めいたします。
多摩川崖線の端に位置しているので、崖を上り下りすることになります。
私が五島美術館を訪れたのは5月に入ってすぐだったので春の優位展「王朝文化へのあこがれ」を鑑賞することができました。
ちょうどハマっている大河ドラマ「光る君へ」に登場する、藤原道長の直筆を見ることができて感激しました。
こちらは駐輪場があるので、自転車でもOKです。
五島美術館@上野毛
近代日本画家の花鳥図を中心とした展示
柔らかい輪郭にペールトーン気味の色彩で可愛い作品ばかりでした国分寺急崖に造られた高低差のある庭園もまた萌え萌えポイントです
高級住宅地の住宅もチラ見しつつお散歩は続く🦙 pic.twitter.com/XYDU1ynjyk
— あらもだ@図解&旅行系ブロガー (@alamoda_blog) June 7, 2024
◾️五島美術館情報
- 東京都世田谷区上野毛3-9-25
- 東急・大井町線(各駅停車)「上野毛(かみのげ)駅」下車徒歩5分
- 午前10時―午後5時(入館受付は午後4時30分まで)
- 休館日 毎月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替期間、夏期整備期間、年末年始など
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 03-3703-0661(テープ案内)
3、朝倉彫塑館と谷中の蕎麦屋
続く・・・
4、国立科学博物館と上野で立飲み
5、目黒区美術館
6、長谷川町子美術館
7、東京都現代美術館と深川江戸資料館
8、小石川後楽園でハナショウブ パナソニック汐留美術館
まとめ
ぐるっとパスを活用すれば、東京の魅力的な美術館やミュージアムをお得に巡ることができます。
さらに、庭園やその他の施設も合わせて訪れることで、文化と自然を同時に楽しむことができ、非常に充実した時間を過ごせます。
私が実際に回ったおすすめルートも参考にしながら、文化と芸術に触れながら、東京の新たな魅力を発見してみませんか?