50代になってから、一人旅の魅力に目覚めました。
家事や仕事に追われる日々から解放され、自分だけの時間を楽しむことができるのは本当に贅沢なひとときです。
今回の旅の目的地は、長野県の松本市。
美しい自然と歴史が調和したこの街で、リフレッシュと癒しを求めて、浅間温泉に一泊することにしました。
松本市内の観光と温泉を満喫するこの旅は、心に残る素敵な思い出となりました。
では、東京からの旅のスタートから振り返ってみましょう。
東京から特急あずさに乗って
◾️快適な旅の始まり
新宿駅で特急あずさに乗ると、これから始まる松本の旅への期待感が高まります。
特急あずさは、都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごせる快適な列車です。
座席は広々としていて、アラフィフ女性の一人旅でも安心してリラックスできます。
席にはコンセントがあるので、スマホやiPadの充電をすることができて便利でした。
車内販売もあり、コーヒーや軽食を楽しみながら、列車の揺れに身を任せるのもまた一興です。
新宿駅で特急あずさに乗る前に、プラットフォームにあるお弁当屋さんで鶏飯を買いました。
私にとっては、この食事が朝食です。
このお弁当が当たりでした!
柔らかい鶏肉とご飯が絶妙なバランスで、お昼ご飯にぴったり。
旅の始まりに、美味しいお弁当を楽しみながら列車に乗り込むと、さらにワクワク感が増しました。
◾️車窓からの風景
特急あずさが新宿を出発してしばらくすると、車窓から見える景色が徐々に変わっていきます。
都会のビル群から、徐々に緑豊かな山々や広がる田園風景が目に飛び込んできます。
この景色の変化は、心を和ませてくれると同時に、日常の忙しさを忘れさせてくれる素晴らしい瞬間です。
曇り空だったので、残念ながら富士山を見ることはできませんでした。
でも、山々の間に突然あらわれる湖や緑色の田んぼなど、流れる風景を楽しむことができます。
◾️松本駅到着
約2時間半の快適な列車の旅を終えると、松本駅に到着します。
駅に降り立つと、どこか懐かしい雰囲気の漂う街並みが広がっています。
松本駅はコンパクトで、観光案内所もあり、初めて訪れる方でも迷うことなく目的地に向かうことができます。
外国人の姿も多く、私も彼らに混ざって、ロッカーに向かいます。
私は、お城口方面のエスカレーターを降りた2階の右側に見える、コインロッカーに
小さなキャリーバッグを預けました。
身軽になっ他ので観光に行きます!
松本城の魅力を満喫
◾️城郭の歴史と美
松本駅から徒歩で向かうことができる松本城は、日本最古の五重六階の天守が現存するお城で、その美しい姿から「烏城(からすじょう)」とも呼ばれています。
黒い外壁は、時の流れを感じさせる重厚な雰囲気を醸し出しています。
築城は安土桃山時代の1593年から1594年にかけてで、当時の面影を今に伝える重要な文化財です。
松本城は平城(ひらじろ)であり、城郭の特徴として石垣と堀が見事に整備されています。
お城の周囲には堀が巡らされ、四季折々の景色が楽しめます。
桜の季節には、堀沿いに咲き誇る桜と黒い天守のコントラストが見事です。
◾️天守閣からの絶景
松本城の天守閣に登ると、松本市街を一望できる絶景が広がります。
階段は急で狭いですが、登り切った先に待っている眺めは、その努力を十分に報いてくれます。
晴れた日には、遠くにそびえる北アルプスの山々が美しく見えるそうですが、私が行った日は見られませんでした。
天守閣内には、当時の武具や生活用品が展示されており、歴史を肌で感じることができます。
私が特に興味を持ったのは、戦に出たときに携帯する口薬入れです。
小さなものですが、丁寧に作られていて可愛らしいデザインもありました。
この絶景と歴史に触れるひとときは、旅のハイライトの一つです。
◾️松本城周辺の見どころ
松本城周辺には、歴史的な建物や美術館が点在しています。
初めて歩いた私は写メを撮りまくりました。
↑日本銀行松本支店
なぜか日本銀行の重々しい建物があり、なぜ松本に日本銀行があるのか不思議に思いました。
日本銀行が松本市に支店を設置した主な理由は、地域の経済的重要性にありました。
明治から昭和初期にかけて、生糸・絹製品は日本の主要な外貨獲得源であり、製糸業は国の重要産業でした。
日本銀行は製糸業への資金援助を積極的に行っており、製糸業の中心地であった岡谷・諏訪地域に近接する松本市が、長野県内の支店設置地として選ばれました。
この戦略的な位置選択により、日本銀行は重要産業への効果的な金融支援を行うことができました。
↑土蔵造町家 茶noma
道を歩いているだけで楽しく、改めて松本の街の奥深さを感じました。
↑フレンチレストラン鯛萬
素敵です。
四柱神社とその周辺の散策
◾️神社の歴史と伝統
松本城から10分歩いたところにある四柱神社(よはしらじんじゃ)は、松本市の中心部に位置し、人々の信仰を集めてきた神社です。
創建は明治12年(1879年)で、四柱の神々(天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神)を祀っています。
「願いごとむすびの神」として知られ、縁結びや家内安全、商売繁盛など、多くの願い事が叶うとされています。
境内には立派な鳥居があり、その奥に進むと、静寂の中で厳かな空気を感じることができます。
◾️静寂の中の癒し
四柱神社の境内は、とても静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
比較的新しい神社なので、整備されていてとても綺麗です。
境内では鳩の餌を手に取り、手や肩に鳩を乗せて楽しんでいる人々も見かけました。
その光景もまた、心を和ませるものです。
◾️地元グルメとショッピング
神社の近辺には、地元のグルメを楽しめるお店や、ショッピングスポットも充実しています。
ナワテ通りを散策した後、お腹が空いてきたので、知人に勧められたおきな堂へ向かいました。
四柱神社からすぐの場所にある趣のあるレストランで、行きたかった2階に案内され、窓際の席に座りました。
そこで、大人の洋食セットをいただきました。
四柱神社の鳥居を眺めながらの食事は格別で、スタッフさんのサービスもきめ細かく、心地よいひとときを過ごせました。
おきな堂 店舗情報
- 住所
長野県松本市中央2-4-10 - アクセス
四柱神社から徒歩ですぐ - 営業時間
平日・土曜・祝日 11:00〜15:00(L.O)、17:30〜21:00(L.O 20:30)
日曜:11:00〜18:00(L.O) - 定休日
第2・4水曜日、12月29〜31日 - 電話番号
0263-32-0975 - WEB
おきな堂公式サイト
仲町通りの散策と浅間温泉への移動
◾️仲町通りの散策
おきな堂で美味しいランチをいただいた後は、松本市の人気スポットの中町通りを散策しました。
中町通りはレトロな蔵造りのお店が連なり、とても素敵な雰囲気の商店街です。
個性的なお店ばかりで、買い物やグルメを楽しんでいる人が大勢いました。
私が特に気に入ったのは、古い薬局などがそのまま古い建物を使っている店でした。
商品ディスプレイも昔風で、エモさが半端なかったです。
散策を終えた後、松本駅に戻り、コインロッカーからスーツケースを取り出し、タクシーで浅間温泉へ向かいました。
◾️浅間温泉への移動
散策を終えた後、松本駅に戻り、コインロッカーからスーツケースを取り出し、タクシーで浅間温泉へ向かいました。松本市街地から浅間温泉までは車で約15分ほど。短い移動時間の間に、徐々に温泉地の雰囲気が漂い始め、期待感が高まります。
浅間温泉での贅沢なひととき
◾️玉乃湯の施設とおもてなし
玉乃湯は、その名の通り温かく心地よいおもてなしを提供する温泉ホテルです。
大規模な施設ではないため、団体客の喧騒に悩まされることなく、静かで落ち着いた時間を過ごすことができます。
お食事は2階の天の川でいただきます。
私のような一人旅でも、席が半個室なので、周りを気にせずゆったりと食事を楽しむことができました。
館主の手打ちそばです。
右は女将の揚げたて天ぷら。
信州プレミアム牛〜
料理はどれも繊細で美味しく、特に地元の新鮮な食材を使った季節の料理は絶品でした。
料理の説明も丁寧で、一品一品に込められたこだわりが感じられました。
◾️温泉でのリラックス体験
玉乃湯の温泉は、まさに極上のリラックス体験です。
1階にある露天付き大浴場には、天然温泉が豊富に注がれており、内湯が1つ、露天風呂が1つあります。
画像引用 浅間温泉ホテル玉之湯HP
内湯がぬるめで、露天は少し温度が高めです。
内湯でゆったりと体を温めた後、露天風呂へと移動しました。
露天風呂の心地よい温かさに包まれると、体の芯からじんわりと温まるのを感じました。
温度の違う二つの湯船を交互に楽しむことで、温泉の効果を最大限に味わうことができます。
温泉の後は、湯上りラウンジでゆったりと過ごし、心地よい眠りに誘われます。
アラフィフ女性の一人旅でも、安心して楽しめる温泉宿で、最高のひとときを過ごすことができました。
また、玉乃湯では5階にある貸切露天風呂も利用できます。
私はチェックイン後、夜の9時に予約をして、特別なひとときを過ごす計画を立てました。
屋上に設置されたジェットバスの露天風呂は、プライベートな空間でリラックスできる最高の場所でした。
夜空を見上げながらの入浴は格別で、星空と温泉の温かさに包まれながら、心から癒されました。
しかし、その夜は突然の雨に見舞われました。
強い雨が降る中、ライトアップされたジェットバスに浸かりながら空を見上げると、不思議な感覚が広がりました。
雨の音と温泉の湯けむりが混ざり合い、まるで自然と一体になったような気分を味わえました。
こんな体験は初めてで、心に深く刻まれる特別な夜となりました。
お風呂上がりには、ホテルから徒歩30秒にあるコンビニで買ったビールとおつまみで晩酌しつつ、明日の予定を決めたのでした。
浅間温泉ホテル玉之湯 情報
- 住所
長野県松本市浅間温泉1丁目28−16 - アクセス
・新宿駅~[中央東線 特急あずさ 約160分]~松本駅~松本バスターミナル~[浅間線にて約20分]~浅間線「下浅間広場」下車徒歩0分(浅間温泉入口下車の場合は徒歩約1分)~ホテル玉之湯
・名古屋駅~[中央西線 特急しなの 約120分]~松本駅~松本バスターミナル~[浅間線にて約20分]~浅間線「下浅間広場」下車徒歩0分(浅間温泉入口下車の場合は徒歩約1分)~ホテル玉之湯 - 電話番号
0263-46-0573 - WEB
浅間温泉ホテル玉之湯公式サイト
1日目 まとめ
50代女性の一人旅におすすめの温泉旅、いかがでしたでしょうか。
新宿発、特急あずさに乗って松本に向かい、歴史と美しい街並みに触れる素晴らしい1日でした。
次の記事では、旅の2日目について詳しくご紹介します。
引き続き、松本の魅力と特別な体験をお楽しみください。
旅行前に、履き慣れた古いECCOのスニーカーを、ジェイソンマークで簡単にクリーニングしました。
できれば旅行は履き慣れたスニーカーで行きましょう。