第7話のテーマは「続昭和レトロ」。
昭和レトロといえば真っ先に思い浮かぶのは銭湯です。減少が続き、10年後には国内で1000軒ほどになると言われているそうです!嫌だ、寂しい〜
時代の流れは止められない。いつ無くなってしまうかもしれないのです・・・
「もうちょっと先でいいか」と思って結局行けずじまいだった場所は数知れず。思い立ったがが吉日。
↑昭和レトロだけでなく、人生を通してこの考えは忘れてはいけないですね!
「スロ活女子のススメ3」とは、江口のりこさん主演のドラマです。
五月女恵(さおとめめぐみ)・・・
一人で好きな場所に行き、一人で好きなことをして、一人の時間を楽しむ。
そんな彼女をソロ活女子と呼ぶ。
↑このオープニングで主題歌が始まる時が一番ワクワクします!
「昭和レトロ」のテーマはシーズン2に出てきました。

さて、銭湯に特化した第7話、レビューしていきましょう。
<原案>
朝井麻由美さんの「ソロ活女子のススメ」

明神湯(みょうじんゆ)
五月女恵が向かったのは古き良き宮造りの銭湯。東京大田区にある明神湯。
建物の中には番台(ばんだい)があり、女将さんが座っています。
番台とは
番台とは銭湯の入り口でお金を払ったり、シャンプーや石鹸を買ったりできる場所です。最近では下駄箱のそばに作られていることが多いです。
でもこの明神湯は昔のスタイルそのままで、男女の脱衣所の間に店主が座ります。
銭湯全体をを見渡せる高い位置に座り、問題なく入浴できているか確認しているわけです。
私も小学生まで銭湯に通っていました。いつもは女将さんが座っているのですが、時々10代の娘さんが座っていました。
今から考えるとびっくりしますが、当時は不思議に思ったことはありませんでした。
近所の銭湯が定休日だと少し離れた銭湯に行くこともありました。そこはいつもおじさんが番台にいて普通に女湯を見ていたので行くのが嫌でした・・・
初めてこのスタイルの番台を見た五月女恵に番台の女将さんが「珍しい?もうあまり残ってないからね」と話してくれました。
銭湯の入り方ルール
五月女恵は銭湯入浴のマナーもしっかり下調べしてきました。特に難しいことはありませんがドラマでまとめて紹介してくれるとわかりやすくて良いと思いました。
放送でマナーを取り上げたことがとてもよかったというツイートもありました。
- 洗面用具とタオルを持って入場
- 桶と椅子を持って空いている席に座る
- お風呂に入る前に体を洗う
- お湯が周りの人にかからないように気をつけながら洗い流す
- 次に洗い場を使う人のために椅子と桶を片付ける
- お風呂の温度に体を慣らし、足についた髪の毛を流すために足に湯船のお湯をかける
- 後から入る人のために湯船の淵周りはできるだけ空けておく
心地よい時間を堪能する
まだ外が明るいうちに湯船につかる心地よさを堪能します。早い時間は湯気に日光が反射してキラキラして見えるのです。
気泡風呂はお湯の温度は熱すぎず入りやすいとのこと。私も熱くないお湯につかるのが好きです。体がリラックスできるのは熱すぎない温度ですね。
隣の日替わり健康薬用は「バスフレンド靄(もや)」の看板がありました。
富士山のペンキ絵の下には昔ながらの看板があり、かつて銭湯は住民の社交場だったことを思い出させます。みんなが集まる場所に広告を出していたのですね。
高い折上天井の脱衣場、館内に響き渡る心地よい桶や椅子の音を堪能しましょうか・・・
📺TV📺
今夜このあと25時〜
Homecomingsが『光の庭と魚の夢』で
エンディングテーマを担当する
水ドラ25『ソロ活女子のススメ3』第7話が放送📡
ぜひご覧ください🙌
▽ ALBUM 「New Neighbors」💫https://t.co/EyJ4IFLtlv@tx_solokatsu https://t.co/WX1g8EWTar
— Homecomings (@homcomi) May 17, 2023
明神湯まとめ
1957年(昭和32年)創業。最寄駅は東急池上線雪が谷大塚で徒歩14分。
宮造りという特殊な作りでドラマや映画、CMのロケ地としても知られています。
- NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の東京編でヒロインが下宿する銭湯として外観が使われた(2021年5月開始)
- テレビ朝日ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』米倉涼子さん演じる大門未知子がよく銭湯
今でも薪を使っているそうで、東京に残された貴重な銭湯です。
ドラマでも女将さんが語っていましたが、古いので修理が大変なんですね。部品がないから自分で作らないといけない。実際のご主人のインタビューがありました。
若い時から銭湯にかかわる職人の仕事を手伝っていたご主人は、銭湯を営む上で必要な修理のほとんどは自分でできてしまう。部品の交換はもちろん、すでに部品がない機械に至っては、ボルトのネジ山も自分で彫ってしまうほど手先が器用だ。下足箱の木札も、紛失した場合はご主人自ら彫刻刀で鍵穴を彫り、替わりの木札を作っている。創業から65年も経つ建物は、常にどこかの修理が必要で、それが寝ている時もご主人の頭から離れない・・・
引用 東京銭湯HP
どれだけ大変でもなんとか頑張って営業してくださるのが本当にありがたいと思いました。できるだけ早く入浴に行きたいと思います!
最後にご主人が言った「銭湯すたれば人情すたる」という言葉が印象的でした。
場所・アクセス | 東京都大田区南雪谷5丁目14−7 明神湯 東急池上線「雪が谷大塚駅」より徒歩14分 またはバス「雪谷中学前」下車、徒歩1分 |
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営業時間 | 月〜日 16時00分~22時00分 |
定休日 | 定休日:5、15、25日(日曜・祝日の場合は翌日休) |
料金 | 大人 500円 小人200円 |
電話番号 | 0337292526 |
レボン快哉湯(かいさいゆ)
五月女恵が次に向かったのは、かつて銭湯だった場所。
レボン快哉湯は東京都台東区下谷にある銭湯カフェです。
1928年から約90年間、人が集まり語らうまちの銭湯として世代を超えて愛された快哉湯でした。こちらは現在カフェ、テレワークやイベントができるスペースとなっています。
2016年11月、建物や設備の老朽化により惜しまれつつも銭湯としての営業は幕を閉じることになりました。「人々の記憶が詰まったこの建物を未来に残したい」というオーナーの想いを受け継ぎ、「rebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)」プロジェクトはスタートしました。
引用 レボン快哉湯HP
天井も壁、かごや番台までそのまま残っていて一気に気分が高揚します!
カフェの店員さんに声をかけてもらい、番台に座る五月女恵です。貴重な体験ですね〜
カフェでは「Coffee & Ice Cream Mariage Plate」がおすすめということで、アイスとコーヒーのセットを注文しました。
元銭湯を活用したカフェ レボン快哉湯でキウイとグアテマラのマリアージュをいただいてきました🍨 pic.twitter.com/jS3B0aJYzc
— 豊かな川 (@yutakana_kawa) January 18, 2023
このセットはTwitterを見ると評判が良いので、皆さんもぜひ試してみてください。
ここで松金よね子さんがコーヒー豆を買いに来た常連さんの役で登場します。
おでこにシワがほとんどなく、びっくりしてしまいました。73歳とは驚きです!
若い人はいつまでも若い!個人差がありすぎますね。
住所・アクセス | 東京都台東区下谷2丁目17−11 東京メトロ日比谷線「入谷駅」徒歩3分 山手線「鶯谷駅」徒歩8分 |
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営業時間 | 平日:11:30~19:00 土日祝:11:00〜19:00 |
定休日 | 不定期(SNSをご確認ください) |
電話番号 | 0358089044 |
公式サイト | https://www.rebon.jp/ |
まとめ
第7話「ソロ昭和レトロで願うこと」のレビューをしてきました。
たった25分のドラマですが、丁寧に調べてレビューしていくと、そこに生きている人間の人生を感じますね。
いや〜、面白いな!
面白いと思ったことは少し調べてみて、そこから知らなかった面白い世界が繋がっているものです。興味が湧いたらすぐ行動です〜